2017年6月30日金曜日

産婦人科研修 ~お産はやっぱり奇跡です~

研修医2年目の高橋です。

3,4月の産婦人科研修の報告をしたいと思います。


「お産は奇跡です」
と、科長の深澤先生もよく言っていますが、まさにその通りでした。

やっぱり、生命が誕生する瞬間に立ち会うのは何度でも感動します。


外来では、妊婦さんにおなかのエコーもさせていただきました。

胎児の頭やおなかの大きさから推定体重を出すのは慣れましたが、
赤ちゃんの顔を出したり、性別を見たりという、お母さんの一番気になるところがとても難しかったです。

妊娠は長い経過なので、研修中に外来で出会った妊婦さん皆さんの出産まで関われません。
研修が終わるときは、さみしい気持ちになりました。


最終日に、新生児室で写真を撮らせていただきました。
泣いている赤ちゃんをあやしています・・・
快く承諾していただいたお母さんに感謝です。


やっぱり赤ちゃんかわいいですね・・・


手術にもたくさん入りました。
帝王切開や、婦人科の開腹手術・腹腔鏡手術と、解剖もしっかり学べました。

学会にも行かせていただき、充実した2か月間を過ごしました。

共立病院の研修でとても良かったのは、外来がたくさん経験できることです。
妊娠、月経不順、月経困難症、更年期障害、感染症、子宮脱など・・・

指導医の先生に手厚い指導を受けながら、自分で患者さんに説明をしていくことで、力がついたと思います。


出産という奇跡をたくさん見られた2か月間でした。

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2017年6月26日月曜日

木村草太氏講演会「憲法という希望」報告


みなさんこんにちは!


医学生担当の向山憲です。


前回お知らせしました山梨民医連新歓企画 木村草太氏講演会が


6月17日(土)に開催されました。


その様子を報告いたします。

報道ステーションや様々なメディアでご活躍されている木村先生がお越しになるということで参加する多くの方々が楽しみにしていたでしょう。


当日の参加人数ですが、

医学生4名、高校生3名、その他の学生23名、職員・一般が119名と合計149名の方々がご参加くださいました!ありがとうございました!

講演の様子です。
木村先生のクールに話す姿がとてもかっこよかったです。





学生向けの企画なので学生さんに前の方に座っていただきました!




学生が意欲的に学んでいる様子がとても印象的でした。


全体の様子です。


内容ですが、憲法は失敗を繰り返さないようにするための国家の張り紙だという話から憲法の歴史に触れながら国家権力の3大失敗をあげ、それを元に日本国憲法が作られたという成り立ちについて話していただきました。

また、医療者にとっての身近な問題として、生活保護を受けられず心中をした方の事例をあげ、個人の尊重、生存権が守られていないという話がありました。

人権については、広島県の道徳教材(組体操について)をあげ、子供たちが安全に学校で過ごす人権が配慮されていない話がされました。

木村先生が最後に「抽象的に人権を理解するだけでなく、個別具体的な場面で理解し、実現していかないと憲法に込められた希望が実現されていかない。その辺を意識してほしい。」と話していました。憲法に込められた本当の力を私たちが学んで使いこなしていかないといけないと感じました。



質疑応答では学生から多くの質問が出され、さらに学びを深める場となりました。


また、参加した学生の感想からは、
「過去の惨禍を繰り返さないように成立した憲法の重大性を感じた」

「高校生だけど政治的関心を持ち、新聞などで今の政治の実態を知りたいと思った」

「情報を得ることは簡単だが、どれが正しい情報なのか分からない。
                                                            そのため正確な情報を得て行動に移していきたい」

など、関心を持った学生が多くいました。


今後も医学生、高校生向けの講演会を企画していくので
楽しみにして下さいね。


夏休み中の高校生医師体験、医学生病院実習もお待ちしております。


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2017年6月12日月曜日

2年目研修医の卒業 ~今更ですみません~

みなさんこんにちは!
研修担当の有泉です。
医局にきてから2年が経過してしまいました。
まともな研修担当になれたでしょうか?

さて、2年目(現3年目)の卒業にかけて少し紹介したいと思います。
今頃になってすみません。
厚労省への報告やら実績報告やらなんやらであわあわしていて、書けませんでした。
という言い訳です。


まず、3月4日に研修医発表会がありました。
1年間の締めくくりということで、1年目は症例発表、2年目は統計学を用いた研究を
発表することが恒例になっていて、昨年度で31回目を迎えました。
記念講演には久里浜医療センターの横山顕先生をお招きして、
「アルコール代謝と健康障害に関する最新のエビデンス」というテーマで記念講演を行っていただきました。
改めてアルコールは適量にしようと思いました・・・。


それから研修医の発表。
夜遅くまで準備をしていました。
発表時間も守れ、質問にもしっかりと答えられていました。
素晴らしかったです!


本当にお疲れ様でした。
これで1年間の研修が一区切り、といった感じです。


2年目研修医は、ここで発表した研究を山梨医学会でも発表します。
山梨県内の先生が発表を聞きに来るので、研修医発表会よりも緊張度UPです。

塚原先生はポスターセッションで発表しました。
石和共立の院長の太田先生も別で発表していたので、記念に一緒に。
なごみ先生はスライドで発表しました。
鋭い質問が来ましたが、何とか乗り切れました。


他の発表者の先生たちと記念に撮りました。


初期研修修了判定式を行いました。
2年間の初期研修を振り返り、基幹型病院として3名を修了としてもよいかを判定します。


2年間の研修記録や症例レポートを見て判断し、3名とも無事に初期研修修了が決定しました!
よかった…。
会議の後は懇親会を行います。
初期研修修了証書の授与を行います。

3名に皆からエールを送ります。


みんなで記念写真。


古田先生、塚原先生、笹本先生、初期研修修了おめでとうございます!
2年間お疲れ様でした!


いつもこの時期になると、初期研修担当としては少し寂しい時期でもあります。
2年間担当させてもらって、後期研修担当の川俣さんにバトンタッチすることになります。
でも3人ともこの病院に残り、初期研修医の教育に尽力をしてくれるので、とても嬉しく思います。

お互い医局にいるので、これからも一緒に頑張りましょう!

2017年6月9日金曜日

小児科外来の練習 太郎君のケース


2年目、れい先生が小児科研修に入りました。
小児科外来で診察をする前に練習をします。

今回は子育て中の職員さんに協力してもらいます。

シナリオの打ち合わせ。指導医の鶴田先生が今回の趣旨を伝えます。
鶴田先生が持っているのが太郎君です。

症例:1歳の太郎君(プ〇さん) 10キロ。
今朝から発熱38.5度の熱が続き受診。咳や鼻水は少し。比較的機嫌もよく、水分摂取も良好。

 診察がはじまります。後ろで指導医がチェックをします。

問診にたりないところはないか、診察はどうか、処置や処方は?
そしてお母さんからの突発の質問に上手に対処できるかなどみていきます。

 れい先生、問診をとります。

診察をします。

お腹の診察
本人たちはいたってまじめにやってます。
見学している自分は笑いをこらえてました。すんません(苦笑)

太郎君の口を中をみます。 


お母さんに診察した結果とお薬の説明をします。
お母さんからのけいれんの質問が突然飛び出します。
慌てずに落ち着いて返答していました。



最後に指導医からのフィードバック。

 診察では〇〇もみましょう。結果のプロセスもお母さんと共有するようにしましょうなど具体的なアドバイスがされます。全体的にはとても流れがスムーズに行えてました。合格の認定。いよいよ小児科外来研修がスタートします。
がんばれ!れい先生!

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