2015年6月12日金曜日

NPT・ニューヨーク行動

みなさんこんにちは。2年目になってしまった鎌田です。
だいぶ遅れましたが、4月下旬~5月はじめにかけて行ったNPT・NY行動の報告です。

今回、山梨代表団の一員としてNY行動に参加できたことを大変嬉しく思い、派遣してくださった山梨民医連全職員の皆様に感謝致します。本当にありがとうございました。


現地では、山梨と同じく核兵器廃絶署名の活動を主にセントラルパークで行いました。全く無関心な人や、反核平和活動に興味関心を抱き快く署名を承諾してくださる人など様々でした。中には、「私は広島・長崎での原爆の歴史をよく知らない。だから、私が署名を書くことはできない。」と言う方もいて、まずは多くの人に核兵器の悲惨さやその歴史を知ってもらうことが大事だなと実感しました。"知らないことによる無関心"があってはならないと思います。そういう意味でも、マンハッタンのパレードは反核をアピールする絶好の機会だったと思います。今まで10000人規模のパレードに参加した経験があまりありませんでしたが、あれだけ大規模な行動をしかもニューヨークで行ったということに、大きな意義と達成感を実感しています。


「医療・福祉関係者のつどい」「NO NUKES!青年交流集会」では、広島被爆者から貴重な体験談を聞くことができました。「NPTは核不拡散だが、我々が目指しているのは核廃絶だ。今回ニューヨークで証言できて、生きててよかったと思う。」といった”被爆者の生の声"を聞き、医療従事者として被爆者と真摯に向き合う姿勢が大事だと改めて思いました。
また、広島・長崎・アメリカなどの各青年代表が日頃の活動や反核への思いを自由に語り合い、自由に討論しました。会場からは「核肯定派も交えてより深い議論をし、反核の活動を広げていく必要がある。」といった意見も出ており、大変興味深く、とても刺激になる青年討論でした。

今回、NPT再検討会議自体は最終文書が採択されずに残念な結果となりました。しかしながら、ハマーショルド広場に山積みされ集まった633万筆と世界各国から集まった200万筆、合計800万を超える署名数が、世界中からの”反核の声"を具現化しています。世界の民意を行動や形として示すことができたのはとても意味のあることで、個人的には今回の活動は大成功だと思っています。
これを機に、今後は甲府共立病院からの反核・平和活動のさらなる盛り上げに尽力していきたいと思います。
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