権田さんとヘルパーすずかけ所長の雨宮さんからお話をうかがいました。
聞き手:川俣
左が権田さん。右が雨宮さん。はじめましてな自分にとても優しく対応してくださいました。感謝。
「病気だけでなく、人を、生活をみる医師になってほしい」
~医学生の現場体験ではどのようなことをするんですか?~
「看護師やヘルパー、ケアマネジャーに同行し、在宅での利用者さんの生活をみてもらう体験ができます」
「看護師は主に医療的な面を、ヘルパーは生活面を支援しています」
「超高齢社会で求められるのは病気だけでなく、生活をみる力。高齢者どうしの世帯、認知症をもった高齢者、、、いろんな人生を感じながら高齢者の生活を支えるのが在宅医療の魅力です」
川「超高齢社会、そして人生。。。なんだか奥深そうですね。」
「かかわる職種もざまざま。訪問看護、ヘルパー、ケアマネジャー、リハビリスタッフ、福祉用具の業者さん、デイサービスのスタッフなどなど、いろんなスタッフが一人のお宅に関わります。連携がとても重要になります。そうしたスタッフの会議にも学生さんには同席してもらってどんなことを話し合っているか体感してもらいたい」
川「よく聞く職種もあるけど、???な職種も。ケアマネ?福祉用具?どんなことをしているんでしょうか。在宅のチーム、なんだかすごそうです。とくに福祉用具、どんなものを扱っているのでしょうかね。興味津々に聞いちゃいました。」
~医学生に感じてもらいたいことは?~
「主人公は利用者さん。介護を受けるというと暗いイメージだけれどそんなことなく、生き生きしている人も多くいます。その人らしく生きるってどういうことか、学生さんと一緒に考えられたらと思います」川「とても明るい、そして楽しく、話している姿が印象的です。」
~どんな医師になってもらいたいですか?~
「病気だけでなく、人として利用者さんをみてもらいたい。そして生活の中で患者さんをとらえる医師になってもらいたい。これからの時代はそうした医師が求められます!」「その目、その肌で在宅医療を感じてほしい。」
川「やはり、言葉だけではなかなか通じないところがあります。実際、インタビューをした自分も「今度ぜひ実習しませんか?」と誘われちゃいました。これは行かねば。」
インタビュー後の雑談で・・・・
とても明るいお二人から元気のでる話が次々と出てきました。そんな合間にこんなエピソードも。
「2014年の山梨の大雪、覚えてますか?あの時、利用者さんが雪のため外出できなくなっていて、、、訪問看護やヘルパーが一件一件、雪をかきわけ必死に訪問したんです。何時間もかけて。ようやくたどりついて、用意した炊き出しのおにぎりを利用者さんに渡すと
「来てくれてありがとう」「こんなにおいしいおにぎりを食べたのは生まれてはじめて!」
と喜んでくれたんです!本当にあのときは大変だった」と笑顔で話す姿をみて、在宅医療が本当に好きなんだなーというのが伝わってきます。医学生実習をする時は「在宅医療、訪問看護、ヘルパー同行したいです!」と希望を伝えて下さい。
お問い合わせはこちらから・・・
甲府共立病院 医師希望の方のページ
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor
雪害の時の記事はこちら山梨民医連新聞
http://www.yamanashi-min.jp/newspaper/201403/201403.html
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