2012年9月15日土曜日

診療所研修 @御坂

こんにちは、2年目研修医ささかまです。

今月は御坂共立診療所で研修中です。
外来での慢性疾患の管理、急性期疾患における他の医療機関との連携、高齢者施設との関わり、訪問診療、訪問看護などなど、地域の方々の生活に密着した医療や介護の現場を学んでいます。

この季節、御坂はあふれるばかりの殊玉の葡萄で飾られています。
訪問診療や訪問看護研修では、そんな御坂の田舎道を車で走ります。
今日は通り雨のあと、2本立ての虹を見ることもできました。

診療所の食堂で、いただきもののキュウリを丸かじりしたり、診療所で育てたゴーヤを職員さんが料理をして振る舞って下さったり、箱いっぱいの葡萄が届いたり・・ 

これが地域医療研修の醍醐味・・  

いえいえ、
地域の方々の力あっての診療所。
地元の風土を味わいつつも、しっかり勉強させて頂いています。

2012年9月14日金曜日

感染症学習会


9月から正式に職員となりました,研修医1年目の川﨑です.

2012年9月8日に行われた感染症学習会についてご報告をさせて頂きます.
今回の感染症学習会には,研修医から医学生まで(1年生も!)幅広く参加者が集まりました.

はじめに上級医の先生方が日常の診療で出会った二例の症例について,臨床推論カンファレンスが行われました.
症例の限られた情報を元に,症状からどんな疾患が考えられるか,どんな問診をするか,どんな身体診察をするか,診断をするためにどんな検査が必要かなど,近くに座った5,6人のメンバーでディスカッションが行われました.
その際ゲストの亀田総合病院感染症科の三河先生より臨床経験に基づいたアドバイスや鋭い指摘を受け,熱のこもったディスカッションになりました.


各々のグループからディスカッションで挙がった事柄について発表が行われたのですが,医学生が集まっていたグループから積極的に意見が挙がったのが印象的でした.
僕が学生の頃,彼らのような豊富な知識を元に議論ができただろうかと考えると,関心しきりでした.

次に三河先生より「突っ込んで探さないと分からない感染症」というテーマのミニレクチャーがありました.
常に多くの感染症を念頭に置き,血培をとることに躊躇しないこと,感染性心内膜炎は血培をとったとしても探しに行かないと見つからず,フォーカス不明な発熱や・心雑音・塞栓症などがあれば積極的に疑っていくことなど,研修医が臨床で感染症を診るにあたり必要な心構えを教えていただきました.

今回の学習会は,今まで机の上の知識としてしか考えていなかった感染症を,ディスカッションやレクチャーを通じて,臨床的に知識をどう活用していくかということを考えるきっかけになりました.
学生の頃自分はどういう考え方をしていたのか,また上の先生たちがどう考えて医療を行っているのか,自分自身を振り返り,今後どういった考え方を持っていくべきなのかを知ることができたように思います.

貴重な機会を与えていただきありがとうございました.
次回は今回よりも深い議論ができるようになっていたいと思います.

2012年9月7日金曜日

原水禁に行ってきました!

こんにちは、1年目研修医の板垣です。
遅くなりましたが、報告です。
8/4~8/6に原水禁に行ってきました。
今年は山梨からは35名の参加でした。
8/4の朝早く、甲府駅を出発し、バス、新幹線を乗り継いで世界大会開催地の広島へ。
新幹線の中は車両ごとに各県からの参加者が乗り合わせていて、原水禁一色でした。
広島に到着後、世界大会の開会式に出席。
各国からの代表や被爆者の方々がそれぞれの思いを訴えかけていました。
その後、青年交流集会に参加。「核をなくすためにできることは何か」など反核・脱原発をテーマに
みんなで考えてみようという内容でした。
1日目はこれにて終了。
2日目はいくつかの分科会に分かれ、それぞれ、被爆者の話を聞いたり、被爆した市電に乗ったり、さまざまな視点から原爆、核にふれる1日をすごしました。
3日目は平和祈念式典からの世界大会閉会式に参加。
8:15には黙祷しましたが、その場全体がピタッと時が止まったようでした。
67年前に原爆が投下されたとは思えないほど、空は晴れ渡っていました。
こうして3日間の日程を終え山梨に帰ってきましたが、原爆に対する新しい知識、認識を得たような気がします。それでも、3日間では少ないほど、まだまだ感じられることはいっぱいあると思います。
またいつか広島に行ってみたいと思うほど充実していました。



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