2021年4月28日水曜日

つくしっ子たちとの触れ合い

こんにちは!2年目研修医の窪田です。

甲府共立病院の小児科研修では、病院の中だけではなく、病院の外で子どもたちの成長、発達、生活について学ぶ機会が設けられています。

昨日はその一環で病院近くのつくし保育園にお邪魔して、子どもたちとたくさん触れ合ってきました!!

↑ぴかぴかの園舎です。

まずは0歳児のすみれ組に。0歳児は月齢によってできることがずいぶん違います。

1人の園児の砂場遊びデビューに立ち会うことができました。初めは泣いていましたが、徐々に砂に慣れ、感触を楽しんでいました。こんな風に遊びの中で色んな刺激を受けながら成長していくんだなと思いました。



続いて1歳児のちゅーりっぷ組へ。近くの公園で一緒に遊びました。公園内をトコトコと、自分の興味の赴くままに歩き、木の枝を拾って遊具を叩いてみたり、先生に支えてもらいながら滑り台をすべったり...。0歳児に比べてずいぶんと行動範囲が広がるなぁと思いました。

その後園に戻って着替え、給食の時間です。野菜サラダと魚の煮つけ、スープとご飯という栄養満点メニューを、口回り、机の上、床に至るまでごはんまみれにしながら、みんなもりもりと食べていました。


引き続き給食の時間に2歳児のたんぽぽ組にお邪魔しました。先ほど1歳児の所では手づかみだったごはんを、今度はスプーンを上手に使って食べています。少しずつお話しもできるようになり、「これごはんつぶ!」とか「なが~い(春雨を見せながら)」とか「これあげる(魚の皮)」とか、たくさん教えてくれました。

   ↑写真は1歳児の様子です。


最後に3歳のれんげ組、4歳のゆり組、5歳のひまわり組のお部屋に行きました。

まずれんげ組の子どもたちと一緒に給食を食べました。みんな箸を使って食べており、1年でこんなに成長するのか…と衝撃でした。

ごはんが終わるとお昼寝の時間です。自分で布団を敷き、先生の子守歌を聞きながら徐々に眠りにつく…なんて優しい時間なんだろうと心がじんわり温かくなりました。寝付けない子どもたちも、撫でているうちにいつの間にか眠っていました。(その後私も一緒に昼寝させてもらいました)

昼寝から目覚めた後はおやつの時間です。ゆり組、ひまわり組の子どもたちと一緒にきな粉団子を食べました。豆腐を混ぜて噛み切りやすい工夫をしてあって、とても食べやすかったです。みんなお話が上手で、「○○の家はね、3階建てなの!」とか「△△のおばあちゃんちにはチョコちゃんていう犬がいるよ」とか、しっかり主語のある文章を話すことができるようになるんだなと思いました。

おやつの後は遊びの時間です。「だっこして!」「おんぶして!」「フラフープしよ!(窪田はできませんでした)」とみんな次々に飛びかかってきます。後ろに1人を背負い、前に1人を抱きかかえた時はさすがに筋肉の限界を感じましたが、みんな人懐こくてとっても可愛かったです✨

ヘロヘロになりましたが、子どもたちと遊び、年齢ごとの違いも学び、とても充実した1日でした!!1日子どもを抱いていただけで見事に筋肉痛になったので、親になるには体力と筋力がいるんだなと思いました・・・。将来を見据えて筋トレでも始めようかと思います!!💪




2021年4月27日火曜日

生活を支える介護とは~多職種研修・介護研修編

こんにちわ。あっという間に4月が終わろうとしていますね。

1年目研修医のオリエンテーション研修も終わり、来月からいよいよ本格的な病棟研修が始まります。


そんな研修医たちには、「医療」だけでなく「介護」も知ってもらおうと多職種研修では必ず介護事業所にも回ってもらっています。

そして今年も甲府共立病院の近くにある「共立介護福祉センターいけだ」にお邪魔してきました。

朝オリエンを受ける研修医たち

新入医師・歯科医師の計5人は、訪問看護、訪問リハ、訪問ヘルパー、看護小規模多機能にそれぞれ分かれて同行研修。

利用者さんに挨拶する三原Dr


研修を通して、その人が生活していくためには、病気を治すだけでは足りないことを改めて学べたでしょうか。

きっと深く学べたのだろうと感じる研修レポートの一部を抜粋します。
「1人で生活することが困難な高齢者が増えるなかで、そのような人が社会の中で生活するためにとても重要な仕事だということを改めて実感した」

これから病棟で忙しい日々が始まりますが、学びを糧に、がんばれ研修医!

2021年4月22日木曜日

腹部エコーテストと心エコーレクチャー

こんにちは。

研修担当の佐竹です。


2年目研修医の腹部エコーのテストと

心エコーのレクチャーがありました。


1年目の6月から腹部エコー研修が始まり、

約1年経ったところで消化器内科の加藤先生にテストをしていただきます。

被験者は研修担当の井口さん





医師ではないので専門的なことはわかりませんが

エコーの当て方や視線の動かし方、所見確認など

昨年からとても成長していると感じました。

https://kennsyuu-ymin.blogspot.com/2020/06/blog-post.html


結果は無事全員合格しました。


翌日は心エコーのレクチャーです。

講師は今回も大ベテランの新津さん。いつも研修医のご指導ありがとうございます。


被験者は佐竹



丁寧なレクチャーの結果

私、MR(僧帽弁逆流症)の可能性ありと・・・。(涙)

来年度も被験者予約しました。

みなさまも定期的な健康診断をおすすめします。



2021年4月16日金曜日

新人のとある1日

 はじめまして!こんにちは!初期研修医1年目の八廣です。

東京生まれ東京育ちですが、ご縁があって甲府にやってきました。空気がとてもきれいで、東京の汚い空気で汚れきった私の肺が喜んでいます。

 

さて、4月は多職種研修ということで、医療を支える人たちの様子を見学したり、ときには体験したり…そんな日々を送っております。


今回は薬剤師さんの業務を見学しに院内薬局に向かいました。薬剤とハイテク機器に囲まれながらたくさんの薬剤師さんが忙しそうに働いていました。正しい薬剤を正しい患者さんに正しい量を服用していただくために業務も機械化が進んでいるそうです。機械に疎い私は目が回りそうでした。



薬剤師の業務体験ということで、軟膏を容器に詰める作業を行いました。金属製のへらを用いて、はみ出すことなくきれいに容器に詰める作業は見た目以上に難しく、苦戦する研修医もちらほら…もちろん私は上手に詰められましたよ!なんだかケーキ屋さんになった気分でした。この作業一つとっても受け取る患者さんの気持ちを考え丁寧に作業をする薬剤師さんの姿勢は、とても勉強になりました。



左:齋藤医師 右:三原医師

 

また、指導していただいた薬剤師さんの「処方箋が出ないと動きようがないので、処方箋はなるべく早く、期限を守って出してください。」という言葉が印象的でした。医師の一挙手一投足によって様々な職種や患者さんに影響があることと、チーム医療ということを再認識しました。

 

多職種研修はあと2週間続きますが、デキレジ(デキるレジデント・研修医)目指して頑張ります!


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2021年4月15日木曜日

4月は多職種研修~リハビリテーション編

こんにちわ、研修担当の井口です。
元気にやってきた4人の研修医。4月は色んな職種に同行したり、レクチャーを受けたり多職種研修を頑張っています。

今回お伝えするのは、リハビリテーション研修の様子。
ちなみに多職種研修には、新人歯科医の齊藤Drも参加して5人1チームです。

まずは室長から「リハビリテーション」について、単純に身体能力の回復・向上だけでなく、その人がその人らしく生きていくために社会を整えていくことも範疇だと教えてもらいました。

その後は3人と2人に分かれて、PT・OT・STに同行。
病棟で歩行訓練に付き添ったり。

再びリハビリテーション室に戻ってきて訓練を見学したり。


身体の支え方は事務職の私も参考になります


嚥下について教えてもらったりしました。

午後は新人看護師さんと一緒に嚥下介助の講義を受けて、トランスファーの実技訓練。
まずはセラピストの見本を見せてもらったら…、


いざチャレンジ。
腰を痛めず、患者さんも安静に動いてもらう方法はある程度マスターできたでしょうか?
単純にスキルを身に付ける以上に、看護師さんやセラピストさんたちと仲良くなれる時間になってればいいなぁ、と思います。


明日からも、がんばれ研修医!

2021年4月14日水曜日

体を張るということ 採血レクチャー

こんにちは。

研修担当の佐竹です。


齋藤医師

オリエンテーション期間では

採血レクチャーも予定されております。


いきなり患者様の採血をするわけではなく

まずは上級医が体を張ってレクチャーをします。

その後は医局での職員健診の採血担当となり、

指導医や院長や副院長の採血も担当します。

とても緊張すると思いますが、上級医の指導もあるので

きっとうまくいくはずです!!!


畑医師

八廣医師

三原医師


ファイトー!!!!

またまた快挙! 内科関東地方会

こんにちは。

研修担当の佐竹です。


3月21日(日)第667回内科関東地方会がWeb開催され

窪田医師、中土居医師がエントリーしました。


なんと!!!

またまた快挙で関東地方会奨励賞を受賞しました。

中土居医師 関東地方会奨励賞

張磨医師 関東地方会指導医賞

https://www.naika.or.jp/meeting/kanto/kanto_yialist/03yia_667/

演題番号68


本当にすばらしいです。

当日は質疑応答含めて堂々と発表をしていました。


また後日、賞状が届いたので医局で改めて表彰式を行いました。





窪田先生も発表お疲れさまでした!

2年目の研究発表が楽しみですね。


研修も残りあと1年です!

これからもよろしくお願いします!!!



窪田医師 演題番号82

軽微な丘疹から 診断に至ったサルコイドーシスの一例


中土居医師 演題番号68

右上肢不随意運動により脳梗塞が疑われたが最終的に緩徐進行1型糖尿病による糖尿病性舞踏病と診断しえた1例


新入医師がやってきた!2021!!

こんにちは。

研修担当の佐竹です。


4月から4名の初期研修医が仲間に加わりました。

1年目 3名(齋藤医師、三原医師、八廣医師)

2年目 1名(畑医師)

齋藤医師

三原医師

八廣医師

畑医師


4月はオリエンテーションで主に下記2点関する研修です。

①多職種研修(看護師、薬剤師、セラピスト等々…)

②地域レポート(SDH・HPHの視点で県内の医療問題などを研究)

地域レポートのテーマも決まって、医師総会での報告が楽しみです。


5月はいよいよ病棟業務がスタートします。


2年間、一緒に成長しましょう!

よろしくお願いします!!!


2021年4月9日金曜日

くまさんとろーるぷれい

 すっかり桜も緑に染まってきた4月初旬。

春風とともに舞う花粉にやられ気味の研修担当事務・井口です。


今回は研修2年目を小児科研修からスタートした窪田Drが、恒例のロールプレイに挑戦した様子をお届けします。


まずは指導医・鶴田Drから窪田Drと模擬患者・母の佐野さんに事前説明。



当たり前ながら手慣れた様子の鶴田Dr

「では、お入りください」との声かけでロールプレイスタート。

はじめまして、医師の窪田と申します

上級医の鎌田Drに見守られながら情報聴取

お母さん(模擬)から情報を聞き取ったら、いよいよ患者本人の診察。

おなかのおとをきかせてね~(聴診)

ちょっとさわるよ~(リンパ節触診)

あ~んだよー(咽頭視診)


一通り確認したところで、診察結果をお母さんに伝えつつ、
「予防接種は受けれますか?」「お風呂は入っても?」
などの質問にも丁寧に答えて診察終了。

終わったところでお母さん役の佐野さん、上級医・鎌田Dr、指導医・鶴田Drからそれぞれフィードバックをもらいました。

この経験を生かして、翌日からいよいよ外来デビューです。
がんばれ窪田Dr!

2021年4月8日木曜日

新生児の診察

こんにちは。小児科の鶴田です。
4月から小児科研修を始めた窪田先生に新生児の診察についてレクチャーしました。

診察方法やその目的、正常所見と異常所見などをレクチャーしたあと、沐浴練習用の人形で練習してもらいました。

聴診の様子です

 

おくるみの着せ方や抱っこの方法も説明しました。


2ヶ月間一緒にがんばりましょうね。





2021年4月5日月曜日

おくすりのめたね🐶🐷🐵

 

こんにちは。4月あたまから小児科研修中の窪田です。

子どもたちが可愛くて癒されながら研修をさせてもらっています。


今日は薬局にお邪魔して、小児科でよく処方されるお薬たちを味見してきました!

まずは粉薬から・・・・。


指導医の鎌田先生が解説を交えつつ、このように盛り付けてくれます。
いただきます!!


粉薬部門の個人的BEST3は・・・・

No.1 カルボシステイン(咳止め薬) お菓子のヨーグレット味🐂

No.2 クラリスロマイシン(抗生物質) バナナ味🍌

No.3 エリスロマイシン(抗生物質) バニラアイス味🍨

でした☺


ちなみに激マズNo.1は圧倒的にプレドニゾロン(ステロイド薬)でした・・・・・。

夏みかんの薄皮の苦みがずっと舌の上に残る感じで中々の地獄でした。👹

小児科では、喘息やネフローゼ症候群などで処方されるようです。
以外と飲める・・・・・??

うわ~~~~~~~~~まず~~~!!


続いて、シロップ薬!

こうしてみるとあやしい実験室みたいですね・・・。💊

シロップ部門の個人的BEST3は
No.1 アスベリン(咳止め薬) 飲むヨーグルト味🐂
No.2 ポララミン(アレルギー薬) オレンジ味🍊
No.3 ブロムヘキシン(痰止め薬) 甘くてちょっと苦い、昔風邪の時飲んだ~って味

そして現れたのが、先ほど粉薬で激マズだったプレドニゾロン(ステロイド薬)の仲間、デカドロン!!
恐る恐る飲むと・・・・・
以外と飲みやすかったです!!!シロップ薬ってすごい!!

他に塗り薬の見学(?)もしました。

ワセリンなんかは薬局でもよく見かけるのではないでしょうか。
赤ちゃんのおむつかぶれに使うそうです。


小児の薬は1kgあたりの処方量が決まっている場合が多く、先ほど登場した粉薬やシロップ薬を用いて細かく量を調節します。

最近は「おくすりのめたね」など、薬を飲みやすくする商品も売られていますが、フルーツ味のものは薬の苦みを強調してしまう場合もあるので気をつけたほうが良いかもしれません・・・。

チョコレート味やアイスクリームなど、味の強いものはかなり薬の苦みをごまかしてくれるのでオススメです🍫


これから2ヶ月、子どもたちに色んなことを教えてもらう気持ちで頑張ります!!!

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