2016年7月27日水曜日

やまたまカンファ

こんにちは、小児科研修中の赤木です。
7月26日(火)に、東京都立川市にあります「立川相互病院」にお邪魔してきました。
甲府共立病院と立川相互病院の研修医(と指導医)が集まって開催される「やまたまカンファ」に参加するためです(ちなみに、山梨の「やま」と、多摩地区の「たま」です)。

立川相互病院は、当院と同じ「民医連」の病院です。
当院は立川相互病院の研修協力施設となっており、毎年数名の研修医の先生が、消化器内科の研修のために当院へいらっしゃいます(今も、立川相互2年目研修医の稲葉先生が消化器研修中です)。

自分は八王子市出身で、小学校~高校が国立市だったので、立川市にも良く遊びに行っていたので、懐かしかったですね。
高校の友達とよく行った、ラーメン屋さんや模型店が入っているデパートが無くなって、大きなマンションになっていたのはびっくりしましたね。



さてさて。肝心のカンファですが、珍しい症例を皆でディスカッションしていく、という形式で行われました。

 ちなみに、この写真の後ろのほうに写っている「津島」先生は、赤木の小中高の同級生です。
こんなところで再会するとは!!



 山梨1年目チーム、必死になって鑑別診断を挙げたり、検査を考えたりしています。
「皮疹が主訴だから、髄膜炎はなさそうかな?」と言ったところ、上級医斉藤先生より「髄膜炎でも皮疹が出ることあるよ」とアドバイス。流石です!!
 こちらは当院と立川の2年目チーム。2年目の余裕か・・・と思いきや、意外と苦戦しているようです。



いっぱい鑑別疾患が挙がりました。ツツガムシ病やマラリア、HIVなど、感染症を中心に疑っていますね。さてさて、正解は???

正解は、まさかの「感染性心内膜炎」でした。
診断がつくまでは頭を柔らかくして考えるのが大事ですね。
立川の先生方の意見や、上級医の先生のワンポイントレクチャーなど、とても勉強になりました。


この後、交流会で両院の研修会でわいわい交流し、山梨へ帰ってきました。
次回は山梨で開催です!!

関連記事 がんばれ研修医!!:やまたまGIMカンファ

2016年7月21日木曜日

8/20は山梨へ ~甲府共立病院 後期研修説明会のお知らせ~

8月20日後期研修説明会を甲府共立病院で開催します。


なにかのキャッチフレーズのようですね。
旅行に行きたくなります。
桃源郷の風景でチラシを作成。
チラシを作成した際「4月の景色だよ」と突っ込まれました(苦笑)
8月の景色もとてもきれいです。とくに夕焼けは最高です。
























山梨県で研修を考えている方、甲府共立病院に興味をお持ちの方、ご参加ください。

【内容】
8月20日【土】14:00~16:00
会場:甲府共立病院
【タイムテーブル案】
12:00~ 病院見学(希望者)
14:00~ 説明会 領域毎にプレゼンテーション
16:00終了 
終了後 懇親会あり(希望者のみ)
【参加費】
無料。県外者は交通費、宿泊費補助あり(ご相談ください)

【参加予定科】
内科(消化器内科、循環器内科)
総合診療(家庭医)
外科
整形外科
産婦人科
小児科
精神科
眼科
リハビリテーション科

【申し込み・お問い合わせ】
e-kawamata@yamanashi-min.jp
甲府共立病院 医局事務研修担当 川俣

2016年7月20日水曜日

ひなたぼっこにお邪魔してきました。

こんにちは、研修医1年目の赤木です。
小児科研修も1ヶ月弱が経ち、徐々に色々なことに慣れてきました。
外来や健診も担当させていただき、楽しく研修をさせていただいております。
保護者からの質問への対応など、まだまだなところも多いですので、残りの1ヶ月でより経験を積んでいきたいと思います。


さて、先日7月13日(水)に、山梨県北斗市で行われている「ひなたぼっこ」という活動に参加させていただきました。
「ひなたぼっこ」は、様々な事情で学校に通えていない、いわゆる「不登校」の子供たちの居場所として、子供たちの日中の活動をサポートしています。
毎週水曜日に活動していますが、特に「これをしなければならない」ということもなく、子供たちの興味や性格に合わせて、自由に活動することができます。
小児科ローテート中の研修医は、1日こちらにお邪魔させていただくのが恒例となっています。


以前は、民家の一室を借りて行っていたのですが、昨年から、廃校になった日野春小学校で行うようになり、より広々と活動ができるようになりました。この日はあいにくの雨でしたが、天気が良ければグラウンドで遊ぶこともできます。

そうこうしている内に、どんどん子供たちが集まってきました。この日は、15人くらいの子供たちが参加していました。




ゲームで遊んでいる子もいます。現代っ子ですね~。
将棋対決の一コマ。普段ここで鍛えているのか、大人顔負けの実力者が多いですね。
赤木も勝負を挑まれたので「手加減してやるか」と臨みましたが、普通に負けてしまいました・・・・・・。
画像手前の女の子はあやとりが得意で、色々な技を教えてくれました。
お絵かきが上手な子も多いですね。漫画やアニメが好きで、かなり本格的なイラストを描いている中学生の子もいました。



他にも、一緒におやつを食べたり、勉強を教えてあげたり、紙飛行機で対決したり、とても楽しく過ごしました。



どの子供たちも、のびのびと、自分の好きなこと。できることをしていて、とてもゆっくりした時間が流れていました。
各々、理由や事情は様々なようですが、学校に通えていない子供たちにとって、自分のペースで過ごせる、自分を肯定してもらえる、この「ひなたぼっこ」の存在はとても大きいのだと感じました。
全国的に、こうした活動がもっと広がっていけばいいな、と感じました。

関連記事 がんばれ研修医!!:小児科院外研修
関連記事 がんばれ研修医!!:今日は一日ひなたぼっこ


2016年7月15日金曜日

研修先、選んだ理由、教えます

5月、6月、7月と医学生向けの合同研修説明会が花盛りです。

甲府共立病院も5月 Eーレジフェア  6月メック と出展。研修医が医学生に研修について語ってきました。

5月  E-レジフェア


初体験、1年目赤木医師。はじめてということで大丈夫かなーとみていたら、しっかり話をしているではありませんか。左にいる大畑院長も「驚き!」でした。

そしてそして2年目塚原医師、取材されてます。
その様子はこちら・・・。
 http://www.e-resident.jp/hospital/early/movie.php?no=h00295

甲府共立病院の研修の良さを語ってくれています。



6月 メック  初期研修委員長の志村医師、後期研修医鎌田医師、そして2年目笹本なごみ医師が登場。

にぎわってます。写真後方で立っている男性は、学生担当に異動してきた向山さんです。名前は「憲」。いい名前ですね。

それぞれ訪問してくれた医学生の方々ありがとうございました。

【告知】
7月17日は研修先を探すBIGイベント、「レジナビフェア」が開催されます。
今回は山梨県のブースにて甲府共立病院は出展します。
甲府共立病院の研修医と話をしたい方、お立ち寄りください。D-10にいます。
ホームページはこちら。
https://www.residentnavi.com/rnfair/ts160717

関連記事 がんばれ研修医!!:eレジフェア参加してきました!

小児科研修~診察ロールプレイ~

こんにちは。
研修担当の有泉です。

最近赤木先生の記事が多いですが、引き続きです。

小児科では外来研修に入る前にロールプレイをします。
外来に出られるかどうかを判断します。


まず指導医の鶴田先生から設定の説明を受けます。


お母さん役の看護師さんとあかちゃん人形に問診をしていきます。
見た目通りの優しい口調と丁寧な言葉遣いが印象的でした。


若手ママの事務さんも見守っています。


終了後、フィードバックを受けます。
直接医療現場に関わっていない事務職員からのフィードバックは結構新鮮だったりします。
まさに当院が大切にしている、「他職種が研修医を育てる」ですね。
これからもがんばりましょう!

2016年7月8日金曜日

山梨総合診療カンファレンス

総合診療、そうです。今、話題の総合診療です。

山梨県でも総合診療はじわじわ盛り上がってきています。
2015年からはじまった山梨総合診療カンファレンス。今回、第5回目を迎えました。
甲府共立病院、市立甲府病院、山梨県立中央病院、山梨大学医学部附属病院、大月市立中央病院 の研修医、後期研修医、指導医 総勢27名が集まりました。

ホスト病院は、甲府共立病院。症例提示は3年目後期研修医の鎌田医師。
症例は主訴が歩行障害、構音障害の患者さん。保険証がなく、病気のため、仕事の継続が困難、住まいも失ってしまうかもしれないという方でした。


プレゼンをする鎌田医師です。身体所見、検査データなど出してついた診断は

                      「脳梗塞」

いつもは臨床推論で診断をあてるカンファレンスでしたが、今回は違います。

「さて、どうしましょう」  ここからディスカッションがスタートです。

プロブレムリストとアセスメントを考えます。チームは1年目班、2年目班、後期研修医班。そして指導医クラスはちらばってアドバイザーで入ります。
気づくポイントが年数が上がれば上がるほど深く、広くなっていきます。それを聞いているだけで勉強になります。


次に神経内科専門医の新村医師からレクチャー 
熱が入ってます!!!!


次に、家庭医専門医の志村医師からレクチャー。bio-psycho-social model について解説。これぞ総合診療って感じでした。



バイオサイコソーシャルモデルに基づいて症例をさらに分析するディスカッション。特に心理面での議論が盛り上がっていました。



最後に鎌田医師から、患者さんのその後の経過が報告されて終了。

この患者さんは、無料低額診療を活用し、医療費の心配をなくし、生活保護申請までつなげました。住宅はソーシャルワーカーの支援によってアパートに入居することができました。

参加した研修医からは「社会的問題まで考えた症例が今までになかったので勉強になった」「バイオサイコソーシャルモデルを今度つかってみたい」など大好評でした。


次回は山梨県立中央病院でやります。

最後に
プライマリケア連合学会が「総合診療医」を紹介する動画を作成しました。関心のある方はご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=hfSL499YuwU

関連記事 がんばれ研修医!!:第2回山梨総合診療合同カンファレンス






2016年7月7日木曜日

小児科研修~生まれたばかりの子どもの診察~

1年目研修医 赤木医師が新生児の診察方法について学びました。
おっと、その前に、産婦人科病棟は9階にあります。
そう、鶴田医師は階段を歩いて病棟にあがります。なかなかハードな研修です。9階につくと汗びっしょり。山梨はこの日30度を余裕で超えていました(汗)
新生児室にてレクチャー。
最初に鶴田医師から一連の流れを教わります。

子どもの首や体の支え方。この左手の形がすばらしい。どんな時も左手の型がくずれないんです。

 では赤木医師挑戦。おそるおそる抱えます。人形とはいえ、緊張します。

聴診器をあてます。

触診します。力加減が難しい。。。

なんとなくかわいかったので掲載しちゃいます。
このあと、虫に刺された子どもさんが外来にきたので指導医ともども救急外来に飛んでいきました。
がんばれ!赤木医師!


2016年7月2日土曜日

小児科研修~お薬の味見~

こんにちは、1年目研修医の赤木です。
研修が始まって3か月たち、本の少しですができることも増えてきて、成長を感じることができました。
まだまだ研修は始まったばかり、これからもしっかり頑張っていきたいと思います。

さて、私は本日から2か月間の小児科研修がスタートしました。
それまでは大人の患者さんばかりでしたので、子供の患者さんを相手にするのは、とても新鮮な感じがします。


本日ご紹介するのは、小児科研修恒例の「お薬の味見」です。
院内薬局にお邪魔させていただき、子供の患者さん向けに味のついたお薬を実際に飲んでみます。











私の感想ですが・・・
・風のお薬→フルーツの味のほうが薬の味に勝っていて、全体的になかなかおいしい
・感染症のお薬(抗生剤)→フルーツの味もしますが、元々の薬の味のほうが勝っているようで、苦く、どれもあまり美味しくありませんでした。
・ステロイド→これは不味い!飲んだ後も、口の中に苦い感じがずっと残っていました。喘息の治療のためにこれを飲まなければならない子供もいるそうですが、想像しただけで可哀想になります。
・シロップ→甘いのはいいのですが、かえって甘すぎて後味が悪い気がしました。


こんな感じでしょうか。
自分の子供のころを思い出してみても、やはりお薬を飲むのは嫌がっていましたね。
こうした味付けをはじめ、少しでも子供さんが嫌がらないように薬を飲めるような工夫が大切なのだと感じました。



最後におまけです。


私と一緒に写っているのは、本日から医局の副事務長に就任された「諏訪部」さんです。
元々は医学生担当をされ、その後は御坂の診療所で10年近く事務で勤務された、大ベテランの事務さんです。
私を含め、これから医局の医師たちがお世話になることが多くなると思います。
諏訪部さん、山梨の患者さんたちによい医療を提供できるように、一緒に頑張りましょう!!

関連記事 がんばれ研修医!!:小児科研修始まりました
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