2020年2月17日月曜日

医学生実習の受け入れ会議(医学生委員会)の様子

こんにちは。甲府共立病院で医学生の担当をしている米長です。

さて、甲府甲府病院では病院内に医学生委員会というものがあります。
会議では高校生の一日医師体験や、医学生の実習などの検討や報告が行われます。
委員は研修医や多職種で構成されており、研修医は年間を通して1から2ヶ月で入れ替わります。

今年は会議の中でミニ学習をシリーズで開催。
今回は2月8日(土)に行われた第34回研修医発表会で発表された谷本医師の「菊池病との鑑別に苦慮した成人Still病の一例」が報告されました。




研修医が臨床でどのように学び、患者さんと向き合っているかを知る機会になっています。また多職種の委員からは医師への要望も含めた学習も深めています。

看護師による「総合診療病棟の事例紹介」
リハスタッフによる「甲府共立病院の小児リハ医療の現状」「摂食嚥下機能療法」についてなどの発表も行われ、

当院の特徴である、チーム医療や多職種の中で育つ医師研修を垣間見る機会になっています。

関連記事 がんばれ研修医!!:みんなちがって、みんないい

2020年2月13日木曜日

くまさんロールプレイ

こんにちわ、研修担当事務のイノクチです。

1年目初期研修医の谷本Drは今月から2ヶ月小児科研修。
小児科の外来診療に入る前に、ブログの人気コンテンツ(?)・恒例のロールプレイを実施しました。


やや表情が固い谷本Dr
まずは指導医・鶴田Drからオリエンテーション。

状況を飲み込んだところで、いざスタート。

「今日はどうされましたか?」


「心音は…」
「リンパ節は…」

「お口を…」

早くも訪れた春の陽気のせいか、じんわりと汗を浮かべつつ丁寧に診察していきます。

「今日はお風呂に入っても大丈夫。念のために明日も受診してくださいね」。

お母さんの色んな質問に答えながら、最後にはしっかり安心してもらった谷本Dr。
鶴田Drに追加指導を受けて、無事ロールプレイ終了です。

明日から外来での活躍、楽しみにしていますね。


======================
最近のロールプレイ

2020年2月12日水曜日

小児科研修 薬の味見

こんばんは 研修医1年目のくまです。

今月から小児科で研修をさせてもらっています。
研修の一環で患者さんが実際に飲んでいる薬剤の味見をしました。

小児の感冒によく処方されるオノンやホクナリン、カルボシステイン、カロナールをはじめとして、クラリスロマイシンなどの抗生剤、ステロイドなどを飲んでみました。(※ごく微量です)

全体として「苦い味をごまかすために甘くしようとしてるけど苦さを隠しきれていない」という印象が強かったです。おいしかったものとそうでなかったものを紹介すると、

カルボシステインはフルーツラムネでした。おいしかったです。感動しました。
プレドニンは苦い片栗粉でした。おいしくなかったです。口をゆすぎました。

大人だと錠剤やカプセルが多く薬剤の味を気にしたことはあまりなかったので、今回は良い経験になりました。
必要な薬は飲んでもらう必要がありますが、薬を飲む大変さも考える必要がありそうだと感じた研修でした。

2020年2月9日日曜日

OSCE大会に参加しました!!

こんにちは。小児科の鶴田です。

2月1日土曜日に山梨大学で1年目研修医たちのOSCE大会が開催されました。
私も評価者として参加してきたので、その様子を紹介したいと思います。

まず、OSCE(オスキー)とはObjective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験のことで、簡単に言うと実技試験です。県内各地の臨床研修病院に散らばっている研修医たちを集めて、それぞれの1年間の研修を評価しようという取り組みです。
今回は研修医の人数が多かったそうで、山梨の地名にちなんだ荒川、笛吹、釜無という3つのグループわかれ、それぞれのグループ毎に医療面接とスキルステーションが設けられ、試験を行っていきました。

医療面接はシナリオが4種類あり、私はそのうちの1つのシナリオを担当しました。
どこのブースも、医師、2年目研修医、看護師と3人で評価にあたりました。


山中先生が面接をしているところ。左側に模擬患者さんがいます。


樋山先生が面接しています。

スキルステーションの様子。林先生と谷本先生が縫合をしています。


休憩時間の一コマ。私の隣では二年目研修医の矢嶋先生がお手伝いに入っていました。

お昼休みの一コマ。看護師さんたちと一緒にお弁当を食べました。


研修医の先生たちも1日がかりで疲れたでしょうが、評価する方も準備する方も大変ですね。改めて教育にはリソースが必要と痛感しました。

また模擬患者役として参加していただいたSPの会の皆さんも、何度も同じ演技を行いつつ、研修医の評価もしていただいて本当にありがとうございました。