2019年10月20日日曜日

泣き出しそうな空 ~学運交@長野~



こんにちは!
研修医の山中です。
いつも他の研修医に投稿してもらってばかりで、久々の投稿になってしまいました。
前回は超大作をお送りしたので、今回は短めにしなければと反省しております(笑)

大型台風がじわじわ近づきお天気が不安な中、1011日から長野市で行われた全日本民医連の学術運動交流集会に参加してきました!
全国の民医連職員が集まり、講演会やポスター発表などを通じて民医連の様々なとりくみを更に前進させる、重要な集会です。

山梨組は前日の夜からバスで長野市入りし、夜はそれぞれ食事やお酒を楽しんだようです。
残念ながら僕は少し遅れて電車で向かったため、皆さんとの食事は出来ませんでした…
まぁ、翌日の夜に山梨からの全参加者で大交流会があるようだし、そこで皆さんとお話できれば良いだろうと、若干寂しく思いながらも眠りにつきました。
翌日は記念講演とポスターセッションが予定されており、最終日には4つのテーマ別セッションに分かれてそれぞれ興味深い学習が企画されていました。

ところが、まぁ、ご存じの通り、台風の大きな被害が予想され、交通も11日夜から12日にかけてほとんどストップするという状況です。最終日の予定は全てキャンセルされ、初日もポスターセッションの発表時間を圧縮するということになってしまいました。
大交流会ももちろん中止です。2日目のホテルもキャンセルし、11日の内に山梨に帰ることになりました。ホテルの温泉も入ってなかったのに…、1滴も飲んでないし…、残念この上ないですが、仕方のないことですね。全国から参加の皆さん、無事帰れたでしょうか?本当にお疲れ様でした。

ということで前置きばかりが長くなりましたが、今回は記念講演とポスターセッションについて簡単に報告させていただこうと思います。

記念講演は、元朝日新聞の記者で国際ジャーナリストの伊藤千尋氏が講師でした。私は存じ上げなかったのですが、海外の市民運動や民主主義運動、平和運動などを幅広く取材している方だそうです。講演のタイトルは「憲法が生きる社会を目指して~これから私たちが輝けるために~」で、日本の平和憲法を軸に様々な視点からお話しいただきました。さすがジャーナリスト、話のネタが尽きずいろんなエピソードを織り交ぜながら、ときに歌い出したり聴衆を巻き込んだりと、テンポ良くお話されていました。
印象に残ったのは、「どんな良い憲法でも持っているだけでは廃る」という言葉です。コスタリカでは、憲法が広く国民に根付いており、小学生でも自分の権利のために違憲訴訟を日常的に行うそうです。日本に住んでいる私は、日本の憲法をどれだけ自分のこととしてとらえられているだろうか…、あまりの認識の違いに愕然としました。



続いてポスターセッションです。事前に聞きたい発表をピックアップしていたのですが、時間短縮の為に各会場同時スタートとなってしまい、聞けなくなってしまった。発表も多々ありました。慌ただしい中でしたが、印象に残ったのはアルコール中毒で繰り返し救急外来を受診される患者への対応をテーマとした二つの発表でした。なかなか、救急外来だけでは介入しづらい現状がどこの病院でもあるのだとわかりました。

以上報告でした。なんだかんだで長くなってしまいました…
思っていたよりも楽しめました。今度行ったときはもっとじっくり、いろんなポスター発表を見てみたいと思います。


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