2010年7月15日木曜日

病棟チームカンファ

発投稿の5年目はりまです。大変りっぱなブログが完成してすごいですねー。鶴田先生(←小児科の先生ながら総合診療部に積極的に参加していただいています)本当にすばらしい!ありがとうございます!


当院では以前は複数病棟にまたがってジュニアレジデントは内科研修を行っていましたが、今年度からは5階の総合診療病棟に症例を集中し総合診療部主体となって重点的に教育を行う体制に変革しています。


総合診療部では総合的なプライマリケア能力の向上を自らも目指し、詳細な病歴聴取や身体所見から仮説演繹法を中心としたいわゆる臨床推論によるClinical Problem Solvingをしっかり追求し最終的にEvidenceを重視した診療を行っていくことを目標としています。自分達もそうですがぜひジュニアレジデントの先生方にも同様に一緒に学んでいってもらうことを目標に、今年度から総合診療病棟でジュニアの先生方と仲良く診療を行っています。


ということで、何か投稿ネタはないかとカメラ片手に最近院内を物色しておりました。

送信者 がんばれ研修医!!




甲府共立病院5階総合診療病棟では毎週水曜日に直近1週で新入院となった全症例に対してチームカンファレンスを開催しています。医師、看護師、PT/OT/STなどのセラピスト、MSWの病棟チームの各職種から現状のプロブレムを洗い出し、総合的全人的に患者さんのマネジメントを進めようとの趣旨です。当病棟では医学的だけでなく社会的に問題を抱えた患者さんもいらっしゃり、これは医師だけでなかなか物事を進められない部分もあります。僕らにとっては病気を治すことはあくまでも短期的なアウトカムであり、ゆえに僕らは最終的なアウトカムである患者さんが身体的精神的社会的に健康な生活を送る手助けの出来る医療者でなければならないと考えています。どうしても医師アタマでいると病態のことばかりに目がいきがちな日常であることはそりゃ否定できません。でもこんな他職種のカンファで看護師アタマ、セラピストアタマ、MSWアタマの意見を聞くと上記アウトカムを達成する上で重要な示唆に富むキラリ光る意見も数多く、なるほどなぁと考えさせられるものです。


ジュニアの先生方もCFで積極的に自分の意見を発表されていて頼もしいかぎりです。ご興味ある皆様ぜひ見学にきていただければ大歓迎です!

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