2018年10月22日月曜日

第3回日本HPHカンファレンスに参加しました

こんにちは!研修医1年目のやじまです!
10/13~10/14に開催された第3回日本HPHカンファレンスに参加してきました。

HPHって何?とお思いになる方もいらっしゃると思います。
HPHとはHealth Promoting Hospitalの略で、健康増進活動拠点病院のことです。
患者さんの健康だけでなく、医療スタッフや地域住民に対しても保健衛生活動を行い、積極的に組織形態を「健康的な組織」に変革しようとし続ける病院のことです。

今年は、プライマリ・ヘルスケアに関する「アルマ・アタ宣言」から40周年となる節目の年だそうです。(アルマ・アタ宣言と聞くと、学生時代に受けた公衆衛生学の授業が思い出されます…)
私たちは、4月に調査した地域レポート「山梨県内の通院困難について」を発表させていただきました。
山梨県にお住いの方は思い当たる節があるのではないのでしょうか…
「車がないと住めない」「バス、電車の本数が少ない」「買い物に行くのも一苦労」
などなど

そんな中、近年ニュースでは、高齢者の運転する自動車事故について大きく取り上げられる傾向があります。
確かに、年を重ねるにつれて判断能力や運動能力が低下するということはあると思います。しかし高齢者すべての運転を制限してしまうと、買い物はおろか通院すらできなくなってしまう方々が非常に多くなってしまうのではないか?という疑問を持ちました。
そこで、実際に来院される方がどこから来られているのか、もし公共交通機関のみを使って来院するとしたらどれくらい手間と時間がかかるのか、調べてみることにしました。

どんな結果になったか、興味のある方はご一報ください笑

さて、HPHカンファレンスの話に戻りますが、
こんな感じでポスター発表を行いました。

消化器内科の西山先生も、別ブースで発表されました。

また、今回のHPHカンファレンスの基調講演は、トロント大学准教授のアンドリュー・ピント先生による「カナダにおける健康の社会的決定要因の改善のための実践」でした。
カナダで行われている実践や、研究の結果など、難しかったですがとても勉強になりました。
懇親会にて、ピント先生と西山先生


今回学んできたことを、これからの診療に活かせるよう頑張りたいと思います!



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