2015年4月24日金曜日

北杜市で、ひなたぼっこ


こんにちは。2年目研修医になりました藤田です。4月からは小児科を回っています。

研修の一環で、4月22日、ひなたぼっこにお邪魔してきました。

ひなたぼっこは不登校の子どもたちの居場所。2009年7月に設立されました。

今年度からは日野春小学校の2階で行っています。









ここは、いつでもだれでも来ていいところ。

したいことをして過ごしていいところ。

学校に行けなくてどこかうつむきがちな子どもたちが元気をもらえるところ。

ゲームや本がたくさんあって、外でスケボーをすることもできます。

ボードゲームをしている子どもたちを見て、自分も子どものころは友達の家でこんなふうに遊んでいたな、と懐かしい気持ちになりました。







また、さまざまな特殊技能をもつ方がボランティアとしてやってきて、いろいろなことを教えてくださいます。今回は、脊椎のゆがみをとる体操をおしえてもらいました。強制ではないので参加したい子どもだけ参加しました。

その他にも登山をしたり、絵を描いたり、演奏会があったり、いろいろな活動をしています。たくさんの人が来てくださるので様々な交流が自然に生まれていきます。

日野春小学校には他にもボランティアの方が来ているので、将来の進路やしごとなどについてもヒントが貰えることもあるようです。



学校に行けないことで体験できないことは多いのかもしれないですが、ここでしかできない体験も多くあると思いました。学校に行けないということが、必ずしも悪いこととも限らない、ということに改めて気付かされた気がします。

今回は誕生日の子どももいて、誕生日会も行いました。スタッフが焼いてくれたケーキ、ボランティアの方が持ってきてくれたヨーグルトを一緒に食べました。とても美味しかったです。








保護者の方ともお話をすることができて、できないことができるようになるきっかけを与えてくれる場だとも感じました。

お家に閉じこもっていてはそういったきっかけも与えられずにただ毎日を費やしていくだけになってしまうのかもしれません。
日野春駅の桜

子どもたちの癒しの場、そして、いつしか社会とのつながりを自分の力で取り戻していくのをそっと見守る場、生きがいを見つけていく場。

素晴らしい場所だと思いました。

これからもずっと続いていってほしい、と思いました。






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