放射線科は当院にはなく、治療部ではどんなことやってるの??と思い、去年研修で放射線科治療部をまわった高橋怜先生にも勧められ2週間お世話になりました(^^♪
概要については去年高橋先生がブログにUPしていますのでそちらをご覧ください。
今回は研修中に経験した『全身照射』についてご紹介いたします
全身に照射するのでこんな感じで寝っ転がって、上半身と下半身にわけて、更に仰臥位と腹臥位に体勢を変えて計4回照射します
全身照射に適応はお
1回線量2G、総線量12Gで、1日2回を3日間計6回照射します
ほかの患者さんが来る前の早朝と、すべての治療が終わってから夕方に行うので、全身照射があるときは、ちょっと大変です(;'∀')汗
かなりの線量を短期間で照射するので、守るべきところは守らなければなりません
「肺」と「水晶体」です!
時に致死的になる間質性肺炎を防ぐために鉛ブロックを、白内障を防止するために水晶体ブロックをセットします
鉛ブロックは患者さんの肺の形に合わせて1つ1つ技師さんの手作りです(*´ω`*)
ほんの数mmのずれも許されないため、照射開始前日に何度も何度も位置を確認します
ちなみにこの透明な板も手作りで、足の部分はプロテインの容器で高さを調節できるようになっています。すごいアイディアですねΣ(・□・;)
以上、全身照射についてご紹介しました!!
たった2週間の研修でしたが、放射線治療により痛みが軽減したり、ADLがあがったり、放射線治療の重要性を学びました。
また、放射線治療を受けられる患者さんの多さに驚きました。一方で患者さんの数に対して、スタッフや機械の数が足りないことを実感しました。
当院も含め、これから放射線治療ができる施設が増えれば、治療の幅も広がるとおもいました。
スタッフの皆さんがとても優しく、毎日楽しく研修させていただきました。
知らないことが沢山あって、とても勉強になりました。ありがとうございました。
来年以降の後輩たちにも県中放射線科治療部研修を勧めていきたいと思います。
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