2017年1月17日火曜日

同じ釜の飯を食う~医局カレーの持つ力~

今日は医局カレーの日。
そう、新年第一回目の医局カレー。みんな大好き医局カレー。待ってました!



医局カレー=今日は医局会議。

そんな数式(?)が頭に浮かびます。

「今日はカレーの日なんだね」「医局会議だね」

朝、そんな会話が医局でかわされます。

ちなみに甲府共立病院の医局は1つ(ワンフロア)です。


毎回、地域の方々(友の会の人たち)が前日から、いやいや買い出しを考えるともう少し前から準備をして約70食分を準備していただきます(本当に感謝)

今日はカツカレー!!勝つカレー。新年に相応しく気合いを感じるメニューです。

そしてサラダは春雨サラダ。ごま油のほのかな香りが食欲をそそります。
午前の診療を終えた医師たちが続々戻ってきます。
 
 
研修医たちもがっつり盛ってます!
 



美味しそうに食べています。医学生担当の長田さん。
医局に在籍する事務も一緒に食べます。
 
外科科長の内藤先生。美味しそうに食べますねー。
医局カレーの日はいつも以上に食事タイムがにぎやかになります。

おっとここで緊急事態!
米(コメ)が足りなくなりました。

いつものことですが。。。

医局秘書の渡辺さん。急いで米を研ぎます。
「足りなくなったら大変!まだ〇〇先生と〇〇先生が外来から戻ってないから」
先生たちの動向も把握してます。さすが!
医局カレーの日は秘書さんは大忙し。
炊飯器3台のコメを研ぎ、カレーとサラダを持ちに行き(方言です)、
カレーやカツが足りなくならないようコーディネートをします。
例えば、「カツは一人3切れまで」とか張り紙を作ったりします。
そして皿洗い。これも皿が足りなくならないように頃合いを見て皿洗いをし、皿のローテーションをさせます。最後は食器、スプーン、はし、炊飯器、そして大鍋を洗って終了。
こんな感じ。


お腹いっぱい!午後の診療に先生たちは出発していきます。

そして、夕方、医局会議。
色んな議題をみんなで知恵を出し合いながら議論します。


「同じ釜の飯を食う」を調べてみました。

「生活を共にしたり、同じ職場で働いたりして、苦楽を分かち合った親しい間柄のたとえ。」だそうです。
医局カレーを食べながら今年も山あり谷あり乗り越えていきたいところです。

病院10階職員休憩室から見える景色。冬はとても景色がきれいです。



 【ご案内】 
〇医学生実習はこちら(タイミングがあえば医局カレーが食べられます)
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/practice/curriculum.html
〇初期研修のご案内 (医局カレーを一緒に食べましょう)
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/first
〇後期研修のご案内  (医局カレーを一緒に食べましょう)
http://www.yamanashi-min.jp/position/final

2017年1月12日木曜日

2015年流行語大賞ノミネート!「下流老人」の藤田孝典さん講演会

 
 
みなさんこんにちは。
甲府共立病院、医学生担当の長田です。
 
早速ですが講演会のお知らせです。 
  



NPO法人ほっとプラス代表理事の藤田孝典さんをお招きして講演会を開催します。
会場は勤医協駅前ビル5F大会議室です。地図はこちら↓












講師の藤田孝典さんが務めるNPO法人ほっとプラスhttp://www.hotplus.or.jp/には
年間500件の生活相談が寄せられています。 
著書には「貧困世代-社会の監獄に閉じこめられた若者達」、
「下流老人-一億総老後崩壊の衝撃」などがあり、
「下流老人」は15年流行語対象にノミネートされました。







今回は「貧困世代」をテーマに
現在の若者が抱える様々な生活問題や
貧困が生まれる社会構造について学べられる機会となっています。
貧困の現状を通して、医療や社会の在り方について一緒に考えてみませんか?


対象は医学生・医療系学生・大学生・高校生、一般の方の参加も大歓迎です。
みなさまのご参加をお待ちしております(^^)
詳細はチラシをご覧ください。




2017年1月6日金曜日

山梨の家庭医専門医のもとで地域医療研修をしてみた

あけましておめでとうございます。

今年も「がんばれ研修医!」をよろしくお願いします。

新年第一号は、2年目研修医笹本なごみ医師の地域医療研修。
研修場所は武川診療所。家庭医専門医の白井章太医師が1ヶ月みっちり指導してくれます。

この日は訪問診療。


 様々な事情で、外来に通えない方のお宅へ訪問して診療をします。
状態が安定している方もいますが、寝たきりの方、一人暮らしの方、重い病気の方もいて在宅医療はとてもバリエーションがあります。
限られた資源の中で診療そして療養上のアドバイスをします。
移動は武川診療所の軽自動車。運転は看護師さん。


曇っていましたが、山々がとてもきれいでした。移動中、白井先生の「山」の話で盛り上がります。

患者さんのお宅に到着しました。最初は、研修医が診察。その後に指導医が再度確認していきます。

皮膚の状態、むくみの状態をみてます。
 患者さんから「紅茶に入れる角砂糖は何個まで?」「お菓子はどのくらい食べていい?」
在宅ならではの質問も次々と出されます。

 在宅ではより生活に密着した医療が求められます。

診療所に戻ってきました。


カルテチェックで、気になったことを振り返ります。



別の日の様子。医療懇談会で研修医が地域の人向けにレクチャーをします。
今回は「寒いときに気をつけたい病気」がテーマでした。


話を聞くだけでなく、運動をします。今日は「あへあほ体操」をみんなでやりました。
 
あっという間の1ヶ月の地域医療研修。
最後に「地域の皆さんに育ててもらいました。いずれはここに戻ってきたいと思います」と目に涙を浮かべながらあいさつ。1ヶ月の地域医療研修を終えました。

家庭医専門医の白井章太先生からは「慢性疾患の患者さんの外来、新患外来、訪問診療といった診療だけでなく、訪問看護、施設見学、健康講話と地域にでるような体験もしてもらいました」「病院と地域のつながりを感じてもらえたのではないかと思います」と話します。

【案内】
〇医学生実習はこちら(診療所での実習も可能です)
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/practice/curriculum.html
〇初期研修のご案内
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/first
〇後期研修 家庭医専攻医のご案内⇒山梨で家庭医(総合診療)に興味のある方はこちらまで。
http://www.yamanashi-min.jp/position/final
(甲府共立病院後期研修医募集ページより)

関連記事 がんばれ研修医!!:地域医療研修