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2021年5月2日日曜日

【ご報告】入院(体験)しました

 こんにちは🌞

 はじめまして!
 2021年入職、研修医1年目の齋藤です。

 甲府共立病院で研修を始めて1か月…
 これまでのブログで紹介された通り、リハビリ室や薬剤部に訪問看護などなど…さまざまな多職種の研修を行ってきましたが、今回はなんと! 患者さんになって入院体験をさせていただきました。


ベッドに横たわる齋藤


 ちなみに、それぞれの研修医にちゃんと症例が設定されていて、私はお酒の飲みすぎで急性膵炎になり緊急入院となったという設定でした。え? 運ばれるほど実際にお酒を飲むのかって? そんなことあるわけないじゃないですかー…アハハー……


 本来なら急性膵炎の患者さんは、口からは全くご飯を食べずに大量の点滴するという治療方針になるのですが、今回は少な目の点滴(でも寝る間もずーっと刺しっぱなし)+脂質制限食(膵炎の時には脂質を減らして膵臓を休ませる必要があります)にしていただきました。指導医の先生の優しさを感じます


点滴の針を刺してもらいました。看護師さんお上手!私も見習います…


点滴を刺したまま一日過ごしました。寝る時もトイレに行くときも点滴棒と一緒☺️

 点滴は、刺されたときはそんなに痛みを感じなかったのですが、ずっと刺しっぱなしにしていると腕を動かしたときにひきつれるような鈍い痛みがあって、煩わしさを感じました。治療に必要なことでも、患者さんに負担をかけながらやらせてもらっているということがわかり、より患者さんに寄り添った治療をしていきたいと感じられるいい体験でした。



脂質制限食。優しい味がします。五分粥はべちゃっとしていて食べるのに少し苦労しました…




 さらに、膵炎の症例ということで、検査技師の方にお腹の超音波検査を行っていただきました。優しい検査技師さんに「特に異常がなくてきれいですよ~」と言っていただき、安心しました😄 え?異常が出るかもしれないような生活をしてるのかって? そんなことないですよー…アハハー……


 そんなこんなで病院で一晩過ごし、翌日無事退院しました。
 退院後、色んな方に「夜寝られた?」と聞かれましたが、意外にもぐっすり眠れました!(笑) (運が良かっただけかもしれませんが)思ったよりも病室が静かだったので、むしろ自分の立てる音が同室の患者さんの迷惑にならないか気を遣ってずっとヒヤヒヤしていました。こんな気持ちも、実際に入院してみないとなかなかわからないですね…。



 今回は、実際に病院に入院することで少しばかりではありますが患者さんの気持ちを知ることができ、とても良い体験となりました。お忙しい中入院体験を受け入れてくださった病棟スタッフの方々、計画していただいた上級医の先生方や事務さんに感謝です🙇

 こうして多職種研修が終わり、いよいよゴールデンウィーク明けから病棟で患者さんを受け持ち、担当医となって働きます! これまで様々な研修でやらせてもらった貴重な体験を患者さんに還元していきたいです😊



 最後に、同じく入院体験をした他の初期研修医の様子を紹介して終わりたいと思います。
 お読みいただきありがとうございました! これから、医師として頑張っていきたいと思いますで、どうぞよろしくお願いします。



先輩医師に囲まれる八廣医師。麻痺があり食べ物をうまくのみ込めず肺炎になった症例でした
八廣医師の夕食。のみ込みがうまくできない設定なので、原型を留めない卵豆腐とすり粥…
スポーツマンの彼には物足りない様子でした。残念!



骨折の症例の三原医師。利き腕を固定され食事が大変そうでした
なんでも夕食に40分以上かかったとか…


心不全の症例で集中治療室に入院した畑医師。機械のピッピッ…という音の中で1日過ごしました
翌日会ったら顔に隈ができていました。お疲れ様です






 

2021年4月27日火曜日

生活を支える介護とは~多職種研修・介護研修編

こんにちわ。あっという間に4月が終わろうとしていますね。

1年目研修医のオリエンテーション研修も終わり、来月からいよいよ本格的な病棟研修が始まります。


そんな研修医たちには、「医療」だけでなく「介護」も知ってもらおうと多職種研修では必ず介護事業所にも回ってもらっています。

そして今年も甲府共立病院の近くにある「共立介護福祉センターいけだ」にお邪魔してきました。

朝オリエンを受ける研修医たち

新入医師・歯科医師の計5人は、訪問看護、訪問リハ、訪問ヘルパー、看護小規模多機能にそれぞれ分かれて同行研修。

利用者さんに挨拶する三原Dr


研修を通して、その人が生活していくためには、病気を治すだけでは足りないことを改めて学べたでしょうか。

きっと深く学べたのだろうと感じる研修レポートの一部を抜粋します。
「1人で生活することが困難な高齢者が増えるなかで、そのような人が社会の中で生活するためにとても重要な仕事だということを改めて実感した」

これから病棟で忙しい日々が始まりますが、学びを糧に、がんばれ研修医!

2021年4月16日金曜日

新人のとある1日

 はじめまして!こんにちは!初期研修医1年目の八廣です。

東京生まれ東京育ちですが、ご縁があって甲府にやってきました。空気がとてもきれいで、東京の汚い空気で汚れきった私の肺が喜んでいます。

 

さて、4月は多職種研修ということで、医療を支える人たちの様子を見学したり、ときには体験したり…そんな日々を送っております。


今回は薬剤師さんの業務を見学しに院内薬局に向かいました。薬剤とハイテク機器に囲まれながらたくさんの薬剤師さんが忙しそうに働いていました。正しい薬剤を正しい患者さんに正しい量を服用していただくために業務も機械化が進んでいるそうです。機械に疎い私は目が回りそうでした。



薬剤師の業務体験ということで、軟膏を容器に詰める作業を行いました。金属製のへらを用いて、はみ出すことなくきれいに容器に詰める作業は見た目以上に難しく、苦戦する研修医もちらほら…もちろん私は上手に詰められましたよ!なんだかケーキ屋さんになった気分でした。この作業一つとっても受け取る患者さんの気持ちを考え丁寧に作業をする薬剤師さんの姿勢は、とても勉強になりました。



左:齋藤医師 右:三原医師

 

また、指導していただいた薬剤師さんの「処方箋が出ないと動きようがないので、処方箋はなるべく早く、期限を守って出してください。」という言葉が印象的でした。医師の一挙手一投足によって様々な職種や患者さんに影響があることと、チーム医療ということを再認識しました。

 

多職種研修はあと2週間続きますが、デキレジ(デキるレジデント・研修医)目指して頑張ります!


関連記事 がんばれ研修医!!:キックオフミーティングと導入期研修

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2021年4月15日木曜日

4月は多職種研修~リハビリテーション編

こんにちわ、研修担当の井口です。
元気にやってきた4人の研修医。4月は色んな職種に同行したり、レクチャーを受けたり多職種研修を頑張っています。

今回お伝えするのは、リハビリテーション研修の様子。
ちなみに多職種研修には、新人歯科医の齊藤Drも参加して5人1チームです。

まずは室長から「リハビリテーション」について、単純に身体能力の回復・向上だけでなく、その人がその人らしく生きていくために社会を整えていくことも範疇だと教えてもらいました。

その後は3人と2人に分かれて、PT・OT・STに同行。
病棟で歩行訓練に付き添ったり。

再びリハビリテーション室に戻ってきて訓練を見学したり。


身体の支え方は事務職の私も参考になります


嚥下について教えてもらったりしました。

午後は新人看護師さんと一緒に嚥下介助の講義を受けて、トランスファーの実技訓練。
まずはセラピストの見本を見せてもらったら…、


いざチャレンジ。
腰を痛めず、患者さんも安静に動いてもらう方法はある程度マスターできたでしょうか?
単純にスキルを身に付ける以上に、看護師さんやセラピストさんたちと仲良くなれる時間になってればいいなぁ、と思います。


明日からも、がんばれ研修医!

2021年4月14日水曜日

新入医師がやってきた!2021!!

こんにちは。

研修担当の佐竹です。


4月から4名の初期研修医が仲間に加わりました。

1年目 3名(齋藤医師、三原医師、八廣医師)

2年目 1名(畑医師)

齋藤医師

三原医師

八廣医師

畑医師


4月はオリエンテーションで主に下記2点関する研修です。

①多職種研修(看護師、薬剤師、セラピスト等々…)

②地域レポート(SDH・HPHの視点で県内の医療問題などを研究)

地域レポートのテーマも決まって、医師総会での報告が楽しみです。


5月はいよいよ病棟業務がスタートします。


2年間、一緒に成長しましょう!

よろしくお願いします!!!


2020年4月18日土曜日

新入医師がやってきた!2020!!

こんにちは。
研修担当の佐竹です。

4月から3名の研修医が仲間に加わりました。
男性2、女性1

2年目がオールメンズなので、男子校化はなんとか避けられましたw

左から 服部医師、窪田医師、中土居医師

ジョジョ立ちVer

とても初々しいです。
そろそろ30半ばを迎える私自身も負けてられないですね!

4月は導入期で主に下記2点関する研修です。
①多職種研修(看護師、薬剤師、セラピスト等々…)
②地域レポート(SDH・HPHの視点で県内の医療問題などを研究)

5月はいよいよ病棟業務がスタートします。

2年間、一緒に成長しましょう!
よろしくお願いします!

2020年2月17日月曜日

医学生実習の受け入れ会議(医学生委員会)の様子

こんにちは。甲府共立病院で医学生の担当をしている米長です。

さて、甲府甲府病院では病院内に医学生委員会というものがあります。
会議では高校生の一日医師体験や、医学生の実習などの検討や報告が行われます。
委員は研修医や多職種で構成されており、研修医は年間を通して1から2ヶ月で入れ替わります。

今年は会議の中でミニ学習をシリーズで開催。
今回は2月8日(土)に行われた第34回研修医発表会で発表された谷本医師の「菊池病との鑑別に苦慮した成人Still病の一例」が報告されました。




研修医が臨床でどのように学び、患者さんと向き合っているかを知る機会になっています。また多職種の委員からは医師への要望も含めた学習も深めています。

看護師による「総合診療病棟の事例紹介」
リハスタッフによる「甲府共立病院の小児リハ医療の現状」「摂食嚥下機能療法」についてなどの発表も行われ、

当院の特徴である、チーム医療や多職種の中で育つ医師研修を垣間見る機会になっています。

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2019年5月18日土曜日

新入医師がやってきた!2019!

こんにちは。
研修担当の有泉です。

当院では4月から新たな研修医を迎えることができました。
今年は5名!オールメンズです!


写真があまりうまくないのはすみません。直射日光下できれいに撮る方法教えてください。
昨年は女性3名だったので、一気に色が変わりました。
部活のようなにぎやかさが懐かしいです。


ちょうど5名なので、某特戦隊で撮ってみました。
こういうノリも大事ですね。

4月の期間は、当院は多職種研修(看護師、薬剤師、セラピスト等々…)と地域レポート(県内のことについてテーマを絞り研究する)の期間にしています。
その内容については次回紹介したいと思います。

5名の研修医をよろしくお願いします!

関連記事 がんばれ研修医!!:新入医師がやってきた!

2018年6月12日火曜日

キックオフミーティングと導入期研修

こんにちは。
研修担当の有泉です。
1年目の研修医の先生が、4月はどんなことをしているのか簡単に紹介したいと思います。


4月の最初に恒例で行っている、キックオフミーティングです。
「初期研修を作ろう!」というテーマで、KJ法を使って現時点で思っている初期研修の目標、
初期研修中にやりたいことなど、思いついたままに付箋に書き出していきます。


その後、付箋をグループごとに分けて完成です。


「勉強」のグループの付箋がたくさんありますね!
研修のテーマは、「ゆうき りんりん あきらめない」になりました。

もう一つ恒例で行っているのが、西山先生の「SDH、HPH」に関してのレクチャーです。


このレクチャーで、SDH、HPHの基礎を学び、「地域レポート」に取り組んでもらっています。
地域レポートについてはまたどこかで触れたいと思います。


キックオフミーティングが終わると、「他職種研修」に入ります。
4月は、病院内で働いている他のスタッフがどのような仕事をしているのか、医師と関わっているのかを学ぶ機会にしています。

栄養課にお邪魔しました。
患者さんが食べている病院食を実際に作ります。



この時は腎不全食を作りました。

他にも検査室にお邪魔して、自分の血液を採血し、クロスマッチ検査をしました。



他にも、放射線室や薬局、ソーシャルワーカー同行、訪問介護・看護や、病棟看護師の準夜勤務体験等も行いました。
医師業務が始まるとなかなか体験できないことです。貴重な機会になったかと思います。

5月からはいよいよ病棟に入り、患者さんを受け持って診療していきます。
4月の1ヶ月間、お疲れ様でした!

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2016年6月9日木曜日

1年目の1ヶ月間! 第3弾 最終回

研修担当の有泉です。

1年目の他職種研修の最終回です。
えらく遅くなってしまいましたが、お許しを。

最終回は他職種研修です。
4月中は医師業務以外を体験する1ヶ月間になります。
これは当院の大きな特徴ですね。

栄養課。
実際に調理業務のお手伝いをして、
患者さんが食べる病院食がどのように出来上がるかを実際に体験します。
体験するだけでなく、病院食を実際食べてみます!
怜先生が食べているのは安定期のペースト食です。
食べてみると食材の味はするけれど、食感はふわふわ。
不思議な感じです。

検査室。
当院の検査室は3つに分かれています。
それぞれの役割、検査に出した検体の流れなどをレクチャーしてもらいます。


採血の学習会。
新人看護師さんの研修にお邪魔して、一緒に採血の練習や薬剤のセットの仕方を学びます。
同期で仲良くなりますが、練習の時はとっても真剣。
お互い良い刺激になったのではないでしょうか。

患者さんのトランスファー(移動)の学習会。
患者さんをベッドから車椅子に移動させるとき、寝返りの補助などの研修です。
やってみるとけっこう難しい。
プロである理学療法士さんに教えてもらいながら行います。

寝ながら食事をとるのがどれだけ大変かも体験しました。
嚥下障害がある患者さんはどれだけ大変かがわかったことと思います。

感染対策の講義も受けました。
医療人として基本的な部分ですが、意外と忘れがちになってしまいます。
院内感染を起こさないためにも、自分のためにも大切な講義です。


ほかにも介護施設研修や訪問看護への同行、看護師さんの準夜勤務の体験なども行います。
学生の頃に実習で他の職種を体験することもあると思いますが、医師になってからの視点では違ったものが見えてくるのではないでしょうか。
医師人生で他の職種を体験するということはなかなかできないことなので、当院では大切な研修の一貫として行っています。
他職種の職員さんと顔見知りだと仕事もしやすくなりますよね。

当院の特徴である他職種研修。
学生のうちに体験もできるので興味がある方はお問い合わせくださいね。