2年目研修医の高橋です。
2月は、県立中央病院の放射線治療科で研修をしました。
放射線治療って、何をやっているのか実はよくわからない・・・
将来は癌の治療もやりたいということもあり、研修医のうちに学んでおこうと思い、放射線治療の研修を選びました。
放射線治療は、他科からの紹介から始まります。
そのため、内科、外科、耳鼻科、口腔外科との合同カンファレンスもあります。
みんなで患者さんの情報を共有して、治療を行っているんですね!
放射線治療は、
初診→準備(シミュレーション撮影)→計画→照射
という一連の流れで行われます。
初診では、患者さんに放射線治療の内容や有害事象の説明をします。
↓シミュレーションの部屋です。
ここでは、実際に照射するときの姿勢でCTを撮ります。
シミュレーションでは、それぞれの患者さんに合わせたマスクのような、シェルというものを作ったりします。(私が被っているもの)
また、呼吸によって照射位置が変わってしまう部位の場合は、呼吸を合わせるためのabchesという装置も登場します。(写真左)
このような道具を使って、毎回正確な位置に照射できるようにしているんですね。
計画では、シミュレーションのCTをもとに、コンピュータで放射線のビームを決めます。
完成するとこんな感じになります!
全部英語だし、難しそうだなー・・・と思っていましたが、上の先生にみっちり教えていただき、1ヶ月が終わる頃には、簡単な計画を立てられるようになりました。
そして、実際に患者さんに照射します。
↓これがリニアックという照射の機械です。
ここに患者さんに寝てもらって、機械が動いて照射してくれるんですねー。
放射線技師さんが遠隔で機械を操作します。
患者さんに実際に照射するまでに、医師だけでなく放射線技師や看護師の関わりがとても重要なんですね。
治療中に癌が小さくなっていくのも分かり、放射線治療が癌治療の中での大きな役割なんだと感じました。
松田先生、大栗先生をはじめスタッフのみなさん温かく、とても楽しかったです。
打ち上げにご飯にも連れて行ってもらいました~!
1か月間ありがとうございました!
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