こんにちは🌞
はじめまして!
2021年入職、研修医1年目の齋藤です。
甲府共立病院で研修を始めて1か月…
これまでのブログで紹介された通り、リハビリ室や薬剤部に訪問看護などなど…さまざまな多職種の研修を行ってきましたが、今回はなんと! 患者さんになって入院体験をさせていただきました。
ベッドに横たわる齋藤
ちなみに、それぞれの研修医にちゃんと症例が設定されていて、私はお酒の飲みすぎで急性膵炎になり緊急入院となったという設定でした。え? 運ばれるほど実際にお酒を飲むのかって? そんなことあるわけないじゃないですかー…アハハー……
本来なら急性膵炎の患者さんは、口からは全くご飯を食べずに大量の点滴するという治療方針になるのですが、今回は少な目の点滴(でも寝る間もずーっと刺しっぱなし)+脂質制限食(膵炎の時には脂質を減らして膵臓を休ませる必要があります)にしていただきました。指導医の先生の優しさを感じます。
点滴の針を刺してもらいました。看護師さんお上手!私も見習います…
点滴を刺したまま一日過ごしました。寝る時もトイレに行くときも点滴棒と一緒☺️
点滴は、刺されたときはそんなに痛みを感じなかったのですが、ずっと刺しっぱなしにしていると腕を動かしたときにひきつれるような鈍い痛みがあって、煩わしさを感じました。治療に必要なことでも、患者さんに負担をかけながらやらせてもらっているということがわかり、より患者さんに寄り添った治療をしていきたいと感じられるいい体験でした。
脂質制限食。優しい味がします。五分粥はべちゃっとしていて食べるのに少し苦労しました…
さらに、膵炎の症例ということで、検査技師の方にお腹の超音波検査を行っていただきました。優しい検査技師さんに「特に異常がなくてきれいですよ~」と言っていただき、安心しました😄 え?異常が出るかもしれないような生活をしてるのかって? そんなことないですよー…アハハー……
そんなこんなで病院で一晩過ごし、翌日無事退院しました。
退院後、色んな方に「夜寝られた?」と聞かれましたが、意外にもぐっすり眠れました!(笑) (運が良かっただけかもしれませんが)思ったよりも病室が静かだったので、むしろ自分の立てる音が同室の患者さんの迷惑にならないか気を遣ってずっとヒヤヒヤしていました。こんな気持ちも、実際に入院してみないとなかなかわからないですね…。
今回は、実際に病院に入院することで少しばかりではありますが患者さんの気持ちを知ることができ、とても良い体験となりました。お忙しい中入院体験を受け入れてくださった病棟スタッフの方々、計画していただいた上級医の先生方や事務さんに感謝です🙇
こうして多職種研修が終わり、いよいよゴールデンウィーク明けから病棟で患者さんを受け持ち、担当医となって働きます! これまで様々な研修でやらせてもらった貴重な体験を患者さんに還元していきたいです😊
最後に、同じく入院体験をした他の初期研修医の様子を紹介して終わりたいと思います。
お読みいただきありがとうございました! これから、医師として頑張っていきたいと思いますで、どうぞよろしくお願いします。
先輩医師に囲まれる八廣医師。麻痺があり食べ物をうまくのみ込めず肺炎になった症例でした
八廣医師の夕食。のみ込みがうまくできない設定なので、原型を留めない卵豆腐とすり粥…
スポーツマンの彼には物足りない様子でした。残念!
骨折の症例の三原医師。利き腕を固定され食事が大変そうでした
なんでも夕食に40分以上かかったとか…
心不全の症例で集中治療室に入院した畑医師。機械のピッピッ…という音の中で1日過ごしました
翌日会ったら顔に隈ができていました。お疲れ様です