小児科研修が始まって1カ月経とうとしています。
最近ティーネイジャーの患者さんを診る機会が増えてきました。
訴えは腹痛や気道症状が多く、まずは感染があるかなど調べていきます。
しかし、検査でも原因がいまいちはっきりしない、以前にも何度か同様のことがある、数ヶ月前から症状があったなど、一筋縄で解決できない状況に直面したりします。
この時は、身体的な問題だけでなく、心理社会的背景にも注意することが重要です (と指導医に教わりました)!
家庭・学校生活・友人関係など、抱えている問題がないかゆっくりたずねます。
ただでさえ多感な時期である上、悩みを他人に伝えることは苦痛も伴いうるでしょうから もちろんプライバシーを保ち、本人のペースで、刺激の少ないことから順に聞いていくようにします。
すぐに全体像を把握することは難しいですが、「もしかしたら○○の悩みが身体症状と関連しているかもしれない」といった評価をする機会もありました。
高齢者の病前ADLや糖尿病患者の食事習慣などと同様、思春期特有の重要な問診事項だと感じました。