2016年1月29日金曜日

もうすぐ研修医発表会です。

こんにちは。
2回連続研修担当有泉です。

毎年恒例の研修医発表会が2月6日(土)15:00から行われます。
今年で記念すべき30回目の開催になります。

研修医発表会は研修医にとっては大きな節目となります。
この発表会を終えることで次の年度に進むということを実感するのではないでしょうか。
1年目研修医は自分で選んだ症例の発表をし、
2年目研修医は統計学を用いた発表を行います。




1月21日と1月28日に医局で予演会を行いました。

さまざまな先生方に見てもらい鋭いツッコミをもらい、研修医がたじたじしてしまうのも恒例行事となっています。
こうしてツッコミをもらうことでよりよい発表になっていくと思います。
本番が楽しみになりますね。


発表会はどなたでも参加可能です。
研修医の成長をさまざまな方に評価していただけることが研修医の更なる成長になると思います。
ぜひご参加ください!

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2016年1月20日水曜日

シリーズ実習職場紹介~第6弾〜小児リハ

みなさまこんにちは。
研修担当の有泉です。

私は小児リハのインタビューに行かせてもらいました。
小児リハ室の主任の飯塚さんにお話を伺いました。


担当している子どもは300人くらい。
300人のうち6割が未就学児で、8割が脳性マヒと発達障害。
山梨県で小児リハを行っているところはあまりありません。

小児リハにくるようになったきっかけは、保育園・学校からの紹介が多いようで、
市町村の健康診断で指摘されてくることがほとんどを占めています。
症状としては言葉の遅れやコミュニケーションがうまく取れないというものが多いようです。


内容としては個室で個別でリハをした後に集団でのリハを行います。
普通に生活をしていると、子ども本来の力が発揮するのが難しく、「育ち損ねて」しまうこともあるといいます。
小児リハでは環境を整えて、本来の力を発揮し、伸ばしていけるように指導していくことが大きな役割となります。



飯塚さんから「どんな医師になって欲しいか」ということでメッセージをいただきました。
●患者の困りごと、症状だけでなく家庭環境、育ちのヒストリーも考えられる医師
症状のような表側の部分は当然ながら、家庭環境などの裏側の部分まで見られ考えられるような医師になって欲しいです。

●対象は子どもなので、今行っている訓練の結果がでるのはかなり先になるので、今現在のことだけではなく将来どうなるかを考えられるようになって欲しいです。

●「発達障害」そのものにもっと興味を持って欲しい。

ブログだけでは伝えられないお話しをいっぱいしていただきました。
私もこの病院に来て3年目になりますが、小児リハがどんなことをしているのかというのはあまり知りませんでした。
「知る」ということはとても大切だと思います。
実際に足を運んで、子どもと触れ合わないとわからないことがたくさんあります。




医学生のみなさん、山梨県内であまり体験できない小児リハが当院では見学・実習できます。
スタッフのみなさんもお待ちしていますので、ぜひ興味のある方はお問い合わせを!

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2016年1月15日金曜日

シリーズ実習職場紹介 〜第5弾〜「医療福祉相談室」

シリーズ第5弾実習職場紹介です。今回は「相談室」の紹介です。

どんな人が働いているんでしょうか?室長の吉野さんから話を聞きました。

吉野さん
「相談室では医療ソーシャルワーカー(略してMSW)と精神保健福祉士(略してPSW)の2つの職種が働いています」
「病気になると様々なことが変わってきます。医療に関わる治療費や生活費が足りない、介護をどうしていくか、退院後はどこで療養生活を送っていくか、また、心理面でのサポート・・・様々な困難を抱えた患者さん、家族に寄り添って、暮らしをするための生活基盤の支援、療養生活相談を行っています。新規の相談が70~80件。全体では460件ほどあります。」



雑談にこそ、患者さんを深く理解する鍵がある!
Q:「なんだかすごいことをしてますね。もっとも重要なことはなんですか?」

吉野さん
「生きる力を取り戻す、もう一回やっていけそうという力を取り戻してもらうこと、これが実はもっとも重要なポイントです。」
「困難をかかえた方ほど、連鎖的に様々なことが噴出し、からみあい、辛い思いを重ねてきて人間不信になっている方もいます。そうした人たちにサービス内容だけ提示して選んでもらうという支援では、なにも進みません。地道な面接の繰り返しの中で相手の意図をくみ取りながら信頼関係を作っていくしかありません。そうした点では、こちら側が聞きたいことを聞くだけでは不十分です。雑談にこそ患者の深い部分が見えてくるし、患者を深く理解することにつながるのでそうした点も大切にしてます。」

Q:「とても難しい仕事な気がしますがやりがいはありますか?」

吉野さん
「正解のない難しい仕事ですが、患者さんが少しでも幸せになれるとよいな、そんな思いでやっています。そのことがやりがいにつながっています。」


Q:実習にくる学生さんにメッセージをお願いします。

吉野さん
「実習する学生さんには、ソーシャルワーカーと患者さん・ご家族との面接に同伴してもらうことは可能です。また退院前の家屋評価に同行することも可能です。」
「困っている患者さんが相談や医療を受ける中で自分の人生の方向性を決めていけるようになる、そうした「たびだち」を支えられる病院です。そうしたスタッフの姿をぜひ見に来てください」


〔編集後記〕
全人的な医療、労働と生活の場で患者をとらえる、などいろいろな言い方がありますが、ソーシャルワーカーの仕事はまさにそうした面では最前線だと思いました。ちなみに初期研修医のオリエンテーションではソーシャルワーカーレクチャーは必須。生活保護制度のことや介護保険の主治医意見書の書き方などたくさんのことを教えてもらいます。

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2016年1月7日木曜日

新しいローテート開始〜今年もよろしくお願いします!〜


小児科の鶴田です。
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

さて、1月4日から通常業務となり研修医たちも研修を開始しましたので、その様子を少しだけ紹介します。

1年目の古田先生と2年目の古田先生は総合診療部研修中です。上級医の坂本先生とチャートカンファレンスをしていました。


1年目の塚原先生は今月から産婦人科研修が始まりました。周産期カンファレンスのあとに指導医たちと一緒に。


ほかの先生方も外科や巨摩共立病院で研修開始しています。
今年も1年がんばりましょう!

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