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2016年1月20日水曜日

シリーズ実習職場紹介~第6弾〜小児リハ

みなさまこんにちは。
研修担当の有泉です。

私は小児リハのインタビューに行かせてもらいました。
小児リハ室の主任の飯塚さんにお話を伺いました。


担当している子どもは300人くらい。
300人のうち6割が未就学児で、8割が脳性マヒと発達障害。
山梨県で小児リハを行っているところはあまりありません。

小児リハにくるようになったきっかけは、保育園・学校からの紹介が多いようで、
市町村の健康診断で指摘されてくることがほとんどを占めています。
症状としては言葉の遅れやコミュニケーションがうまく取れないというものが多いようです。


内容としては個室で個別でリハをした後に集団でのリハを行います。
普通に生活をしていると、子ども本来の力が発揮するのが難しく、「育ち損ねて」しまうこともあるといいます。
小児リハでは環境を整えて、本来の力を発揮し、伸ばしていけるように指導していくことが大きな役割となります。



飯塚さんから「どんな医師になって欲しいか」ということでメッセージをいただきました。
●患者の困りごと、症状だけでなく家庭環境、育ちのヒストリーも考えられる医師
症状のような表側の部分は当然ながら、家庭環境などの裏側の部分まで見られ考えられるような医師になって欲しいです。

●対象は子どもなので、今行っている訓練の結果がでるのはかなり先になるので、今現在のことだけではなく将来どうなるかを考えられるようになって欲しいです。

●「発達障害」そのものにもっと興味を持って欲しい。

ブログだけでは伝えられないお話しをいっぱいしていただきました。
私もこの病院に来て3年目になりますが、小児リハがどんなことをしているのかというのはあまり知りませんでした。
「知る」ということはとても大切だと思います。
実際に足を運んで、子どもと触れ合わないとわからないことがたくさんあります。




医学生のみなさん、山梨県内であまり体験できない小児リハが当院では見学・実習できます。
スタッフのみなさんもお待ちしていますので、ぜひ興味のある方はお問い合わせを!

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2016年1月15日金曜日

シリーズ実習職場紹介 〜第5弾〜「医療福祉相談室」

シリーズ第5弾実習職場紹介です。今回は「相談室」の紹介です。

どんな人が働いているんでしょうか?室長の吉野さんから話を聞きました。

吉野さん
「相談室では医療ソーシャルワーカー(略してMSW)と精神保健福祉士(略してPSW)の2つの職種が働いています」
「病気になると様々なことが変わってきます。医療に関わる治療費や生活費が足りない、介護をどうしていくか、退院後はどこで療養生活を送っていくか、また、心理面でのサポート・・・様々な困難を抱えた患者さん、家族に寄り添って、暮らしをするための生活基盤の支援、療養生活相談を行っています。新規の相談が70~80件。全体では460件ほどあります。」



雑談にこそ、患者さんを深く理解する鍵がある!
Q:「なんだかすごいことをしてますね。もっとも重要なことはなんですか?」

吉野さん
「生きる力を取り戻す、もう一回やっていけそうという力を取り戻してもらうこと、これが実はもっとも重要なポイントです。」
「困難をかかえた方ほど、連鎖的に様々なことが噴出し、からみあい、辛い思いを重ねてきて人間不信になっている方もいます。そうした人たちにサービス内容だけ提示して選んでもらうという支援では、なにも進みません。地道な面接の繰り返しの中で相手の意図をくみ取りながら信頼関係を作っていくしかありません。そうした点では、こちら側が聞きたいことを聞くだけでは不十分です。雑談にこそ患者の深い部分が見えてくるし、患者を深く理解することにつながるのでそうした点も大切にしてます。」

Q:「とても難しい仕事な気がしますがやりがいはありますか?」

吉野さん
「正解のない難しい仕事ですが、患者さんが少しでも幸せになれるとよいな、そんな思いでやっています。そのことがやりがいにつながっています。」


Q:実習にくる学生さんにメッセージをお願いします。

吉野さん
「実習する学生さんには、ソーシャルワーカーと患者さん・ご家族との面接に同伴してもらうことは可能です。また退院前の家屋評価に同行することも可能です。」
「困っている患者さんが相談や医療を受ける中で自分の人生の方向性を決めていけるようになる、そうした「たびだち」を支えられる病院です。そうしたスタッフの姿をぜひ見に来てください」


〔編集後記〕
全人的な医療、労働と生活の場で患者をとらえる、などいろいろな言い方がありますが、ソーシャルワーカーの仕事はまさにそうした面では最前線だと思いました。ちなみに初期研修医のオリエンテーションではソーシャルワーカーレクチャーは必須。生活保護制度のことや介護保険の主治医意見書の書き方などたくさんのことを教えてもらいます。

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2015年12月25日金曜日

シリーズ実習職場紹介〜第4弾〜医局事務課

みなさんこんにちは
医学生担当の平澤です。

本日は、医局事務課を紹介して行きたいと思います。

医局事務課は医局のなかに配置されている部署で
医師ととっても近い距離で仕事をしている事務部門です。

秘書担当
書類担当
医師研修担当

の3部門で構成されています。

様々な場面で医師をサポートする部署です。
それとともに医師にとっては休憩したり、学習したり、ご飯を食べたり
する医局が医局事務課にとっての職場なので、アットホームな雰囲気作りを心がけています。

実習場面では医学生もこの医局を拠点に病院内外を動き回ることになります。
学生さんにとっても、居心地の良い場を作るようにしています。


大きな病院ではないけれど、アットホームな雰囲気が医局に
来ていただくときっと伝わると思います。
ぜひ実習の際には医局事務課にも声をかけてくださいね。
おいしいコーヒーをごちそうしますよ。

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2015年12月22日火曜日

シリーズ実習職場紹介~第3弾~訪問看護、訪問ヘルパー

第三弾!今回は在宅医療の最前線!すずかけ訪問看護ステーション所長 
権田さんとヘルパーすずかけ所長の雨宮さんからお話をうかがいました。
聞き手:川俣
左が権田さん。右が雨宮さん。はじめましてな自分にとても優しく対応してくださいました。感謝。

「病気だけでなく、人を、生活をみる医師になってほしい」

~医学生の現場体験ではどのようなことをするんですか?~


「看護師やヘルパー、ケアマネジャーに同行し、在宅での利用者さんの生活をみてもらう体験ができます」
「看護師は主に医療的な面を、ヘルパーは生活面を支援しています」
「超高齢社会で求められるのは病気だけでなく、生活をみる力。高齢者どうしの世帯、認知症をもった高齢者、、、いろんな人生を感じながら高齢者の生活を支えるのが在宅医療の魅力です」

川「超高齢社会、そして人生。。。なんだか奥深そうですね。」


「かかわる職種もざまざま。訪問看護、ヘルパー、ケアマネジャー、リハビリスタッフ、福祉用具の業者さん、デイサービスのスタッフなどなど、いろんなスタッフが一人のお宅に関わります。連携がとても重要になります。そうしたスタッフの会議にも学生さんには同席してもらってどんなことを話し合っているか体感してもらいたい」

川「よく聞く職種もあるけど、???な職種も。ケアマネ?福祉用具?どんなことをしているんでしょうか。在宅のチーム、なんだかすごそうです。とくに福祉用具、どんなものを扱っているのでしょうかね。興味津々に聞いちゃいました。」


~医学生に感じてもらいたいことは?~

「主人公は利用者さん。介護を受けるというと暗いイメージだけれどそんなことなく、生き生きしている人も多くいます。その人らしく生きるってどういうことか、学生さんと一緒に考えられたらと思います」
川「とても明るい、そして楽しく、話している姿が印象的です。」

 

~どんな医師になってもらいたいですか?~

「病気だけでなく、人として利用者さんをみてもらいたい。そして生活の中で患者さんをとらえる医師になってもらいたい。これからの時代はそうした医師が求められます!」

「その目、その肌で在宅医療を感じてほしい。」

川「やはり、言葉だけではなかなか通じないところがあります。実際、インタビューをした自分も「今度ぜひ実習しませんか?」と誘われちゃいました。これは行かねば。」


インタビュー後の雑談で・・・・
とても明るいお二人から元気のでる話が次々と出てきました。そんな合間にこんなエピソードも。
「2014年の山梨の大雪、覚えてますか?あの時、利用者さんが雪のため外出できなくなっていて、、、訪問看護やヘルパーが一件一件、雪をかきわけ必死に訪問したんです。何時間もかけて。ようやくたどりついて、用意した炊き出しのおにぎりを利用者さんに渡すと

「来てくれてありがとう」「こんなにおいしいおにぎりを食べたのは生まれてはじめて!」

と喜んでくれたんです!本当にあのときは大変だった」と笑顔で話す姿をみて、在宅医療が本当に好きなんだなーというのが伝わってきます。


医学生実習をする時は「在宅医療、訪問看護、ヘルパー同行したいです!」と希望を伝えて下さい。

お問い合わせはこちらから・・・
甲府共立病院 医師希望の方のページ
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor


雪害の時の記事はこちら山梨民医連新聞
http://www.yamanashi-min.jp/newspaper/201403/201403.html

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2015年12月17日木曜日

シリーズ 実習職場紹介〜第2弾〜7F外科病棟

みなさんこんにちは
実習職場紹介第2弾は甲府共立病院7F病棟です。

7F病棟は外科病棟で、Ope前後の患者さんや、緩和ケアの患者さんなどが
入院されています。

実習ではOpeの見学や多職種チームで頑張っている緩和ケアチームに同行しての
実習などが可能です。
大腸がんの分子標的薬を利用した治療にも力を入れており、
医師はもちろん、看護師、薬剤師、栄養士が
協力して、患者さんの副作用軽減につとめています。
副作用のコントロールは難しいですが
多職種で協力することで患者さんの余命を1年近く延ばせることもあり、
スタッフ一同それを励みに頑張っています。





医師も看護スタッフも明るく楽しい仲間が大勢そろっています。
7F外科病棟に実習に来てくださいね。



2015年12月15日火曜日

シリーズ 実習職場紹介〜第1弾〜1F救急外来

みなさんこんにちは
医学生担当の平澤です。

本日から連続実習職場紹介シリーズをスタートします。
病院実習を受け入れていただいている各職場から
医学生へ向けたメッセージや職場の雰囲気などを
ひとつでも多く伝えて行きたいと思います。

甲府共立病院の職場を第1シリーズで紹介していきます。

第1弾は甲府共立病院1F救急外来です。



甲府共立病院は甲府地区の2次救急の一翼を担っています。
毎年3000台を越える救急車の受け入れを行っています。
これは甲府地区の約20%の受け入れで、5台に1台は当院で受け入れている
数字となります。
※昨年度受け入れ割合は第2位(1位は山梨県立中央病院ですが数%の差です)

老若男女、幅広く多岐にわたる疾患の患者さんに触れられることが
当院の救急医療の特徴です。



救急専門医の浅川医師から
「1つでも救える命を救いたい」その思いを持って
現場で頑張っている。
1人でも多くの学生さんに市中病院の救急の現場を知ってもらい、
1人でも多くの救急医が生まれることを願う。
というコメントを頂きました。