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2017年1月6日金曜日

山梨の家庭医専門医のもとで地域医療研修をしてみた

あけましておめでとうございます。

今年も「がんばれ研修医!」をよろしくお願いします。

新年第一号は、2年目研修医笹本なごみ医師の地域医療研修。
研修場所は武川診療所。家庭医専門医の白井章太医師が1ヶ月みっちり指導してくれます。

この日は訪問診療。


 様々な事情で、外来に通えない方のお宅へ訪問して診療をします。
状態が安定している方もいますが、寝たきりの方、一人暮らしの方、重い病気の方もいて在宅医療はとてもバリエーションがあります。
限られた資源の中で診療そして療養上のアドバイスをします。
移動は武川診療所の軽自動車。運転は看護師さん。


曇っていましたが、山々がとてもきれいでした。移動中、白井先生の「山」の話で盛り上がります。

患者さんのお宅に到着しました。最初は、研修医が診察。その後に指導医が再度確認していきます。

皮膚の状態、むくみの状態をみてます。
 患者さんから「紅茶に入れる角砂糖は何個まで?」「お菓子はどのくらい食べていい?」
在宅ならではの質問も次々と出されます。

 在宅ではより生活に密着した医療が求められます。

診療所に戻ってきました。


カルテチェックで、気になったことを振り返ります。



別の日の様子。医療懇談会で研修医が地域の人向けにレクチャーをします。
今回は「寒いときに気をつけたい病気」がテーマでした。


話を聞くだけでなく、運動をします。今日は「あへあほ体操」をみんなでやりました。
 
あっという間の1ヶ月の地域医療研修。
最後に「地域の皆さんに育ててもらいました。いずれはここに戻ってきたいと思います」と目に涙を浮かべながらあいさつ。1ヶ月の地域医療研修を終えました。

家庭医専門医の白井章太先生からは「慢性疾患の患者さんの外来、新患外来、訪問診療といった診療だけでなく、訪問看護、施設見学、健康講話と地域にでるような体験もしてもらいました」「病院と地域のつながりを感じてもらえたのではないかと思います」と話します。

【案内】
〇医学生実習はこちら(診療所での実習も可能です)
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/practice/curriculum.html
〇初期研修のご案内
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/first
〇後期研修 家庭医専攻医のご案内⇒山梨で家庭医(総合診療)に興味のある方はこちらまで。
http://www.yamanashi-min.jp/position/final
(甲府共立病院後期研修医募集ページより)

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2013年12月28日土曜日

地域医療研修

小児科の鶴田です。
御坂共立診療所で研修中の伊藤先生について、諏訪部事務長からの寄稿です。



いま、我が職場に初期研修医がきています。ひと月ほど地域保健医療を学ぶために…
で、今日は農作業体験学習。
農作業が膝や腰、肩や頸にどのような影響を及ぼすか、労働環境はどうか、なぜ農繁期に受診率が下がるのかなどなどを農家の師匠について体験的に学ぶわけです。
この時期は剪定しかなく、直接は手が出せないので(師匠曰く、一年ほどの修行が必要…)、落ちた枝を拾って切って束ねる仕事。先生は長靴を新調して臨みました。
今日触れたものはほんの一端。半日で何がわかる、という人もいるでしょう。
でも爽やかなシティボーイ(しかもイケメン!…関係ないか…)が、その長身を折り曲げて、背の低い桃の木の下で、農作業のプロといろいろ話をしながら作業をすることは意味があると思う。20分ほど一緒にやって実感した…
しかも、この師匠、社協の役員もしていて、その施設の餅つきにも同行させてもらったらしい。楽しそう!
病気だけではない、仕事だけでもない、社会的存在として患者さんを捉えてもらえれば…と思った1日でした。





諏訪部さんありがとうございました。

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