2018年10月26日金曜日

病棟回診での一コマ

小児科の鶴田です。

矢嶋先生の担当した患者さん。
とっても元気になりました。

お母様に許可をいただき、写真を撮らせていただきました。



ママじゃないのでちょっと緊張してましたね。


関連記事 がんばれ研修医!!:乳幼児健診の一コマ

2018年10月24日水曜日

乳幼児健診の一コマ

こんにちは。小児科の鶴田です。
現在矢嶋先生が小児科研修中ですが、今日は乳幼児健診の一コマをお届けします。

身体測定が終わると医師の診察になります。
やさしく声をかけて、手を繋ぎながら聴診開始。


くるっと回って背中も聴診


この後仰向けになって股関節など診察したのですが、とってもいい笑顔でした。

健診に来たお子さんたちは小児科の診察が終わったら、歯科診察(12ヶ月以上)や発達検査や集団指導などを受けて帰ります。


矢嶋先生、これからもがんばっていきましょうね。

2018年10月22日月曜日

第3回日本HPHカンファレンスに参加しました

こんにちは!研修医1年目のやじまです!
10/13~10/14に開催された第3回日本HPHカンファレンスに参加してきました。

HPHって何?とお思いになる方もいらっしゃると思います。
HPHとはHealth Promoting Hospitalの略で、健康増進活動拠点病院のことです。
患者さんの健康だけでなく、医療スタッフや地域住民に対しても保健衛生活動を行い、積極的に組織形態を「健康的な組織」に変革しようとし続ける病院のことです。

今年は、プライマリ・ヘルスケアに関する「アルマ・アタ宣言」から40周年となる節目の年だそうです。(アルマ・アタ宣言と聞くと、学生時代に受けた公衆衛生学の授業が思い出されます…)
私たちは、4月に調査した地域レポート「山梨県内の通院困難について」を発表させていただきました。
山梨県にお住いの方は思い当たる節があるのではないのでしょうか…
「車がないと住めない」「バス、電車の本数が少ない」「買い物に行くのも一苦労」
などなど

そんな中、近年ニュースでは、高齢者の運転する自動車事故について大きく取り上げられる傾向があります。
確かに、年を重ねるにつれて判断能力や運動能力が低下するということはあると思います。しかし高齢者すべての運転を制限してしまうと、買い物はおろか通院すらできなくなってしまう方々が非常に多くなってしまうのではないか?という疑問を持ちました。
そこで、実際に来院される方がどこから来られているのか、もし公共交通機関のみを使って来院するとしたらどれくらい手間と時間がかかるのか、調べてみることにしました。

どんな結果になったか、興味のある方はご一報ください笑

さて、HPHカンファレンスの話に戻りますが、
こんな感じでポスター発表を行いました。

消化器内科の西山先生も、別ブースで発表されました。

また、今回のHPHカンファレンスの基調講演は、トロント大学准教授のアンドリュー・ピント先生による「カナダにおける健康の社会的決定要因の改善のための実践」でした。
カナダで行われている実践や、研究の結果など、難しかったですがとても勉強になりました。
懇親会にて、ピント先生と西山先生


今回学んできたことを、これからの診療に活かせるよう頑張りたいと思います!



2018年10月11日木曜日

矢嶋先生のロールプレイ

みなさんこんにちは。
小児科の鶴田です。現在研修医の矢嶋先生が小児科研修中ですが、恒例のロールプレイをやりましたよ。


まず問診からです。


 真剣な表情です。


診察もしてもらいます。まあプーさんなのでいまいち反応が乏しいですが。


最後に今後の治療やフォローアップについての説明です。質疑応答も丁寧に行っていました。



だいぶ緊張したようで、終了後は汗をかいたと言ってましたが、母親役のスタッフからはとても安心して子どもをみてもらえますとお褒めの言葉をいただきました。

これからもがんばっていきましょうね。

関連記事 がんばれ研修医!!:大坪先生のロールプレイ

地域医療講演会のお知らせ

こんにちわ、医学生担当の井口です。

今回は、山梨民医連企画の講演会についてのお知らせです!


12月1日(土)14時30分~共立高等看護学院にて、
診療所医師と作るワークショップ
「新しい時代の地域医療~家庭医のまちづくり」 を開催します!



「これから医師に求められる役割とは?」
「薬剤や処置の処方だけではもう足りない?」
「"地域"に医療者は何ができるのか?」
などなど、
地域医療の最前線・診療所の医師を講師に、
ワークショップ形式でじっくり話し合う企画を準備中!

ぜひ多くの皆さんと「未来の地域医療」を一緒に考え、意見交換する場にしたいと思います。

参加をご検討の方、ご興味のある方は、
担当・井口(seiji-i@ga.yamanashi-min.jp)までご一報ください。

皆さまのご参加をお待ちしています(^^)

------------------------------------
今年5月に行われた「子どもの貧困を考える」ワークショップの様子はコチラ
https://kennsyuu-ymin.blogspot.com/2018/05/blog-post_21.html

9月に行われた「医師とつくるケースカンファレンス」の様子はコチラ
https://kennsyuu-ymin.blogspot.com/2018/10/blog-post_4.html

地域医療に興味のある方は、総合診療専門研修もチェック
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/final2/fn-programlist/fn-infrastructure/comprehensive-medical-care-specialized-training-program.html

2018年10月4日木曜日

医師とつくるケースカンファレンス

こんにちわ、新米医学生担当の井口です。

9月某日、山梨民医連初の高校3年生企画、
「医師と高校生がつくるケースカンファレンス」を開催。
県内から8人の高校生と、お手伝いに2人の医学生が集まってくれました。

まずは甲府共立病院の小西院長から、

  • 医の倫理~ヒポクラテスの誓いから世界医師会まで~
  • 民医連の理念
  • 山梨県の現状~高齢化・人口流失などなど~
  • 医師偏在の現状と医療過疎の進行

などについて講演。

受験生には面接対策にもなる講義、
真剣にメモも取っています

当直明けなのに、午後まで残ってくれた小西院長
高校生たちは、
紀元前から「患者主体の医療観」が脈々と受け継がれていることに感心したり、

聞いたことのある「医師不足」や「医師偏在」などの単語が、
地に足のついた話として聞けたことに、
「山梨県のリアルが分かった」
と話してくれました。


続いて第二部として、5年目研修医の鎌田医師を講師に、
いよいよケースカンファレンス・スタート!
落ち着いたトーンで話す鎌田医師

今回のケースカンファレンスでは、
鎌田医師が初期研修医時代に関わった、
救急搬送から甲府共立病院に入院となった患者さんの症例を検討しました。

ややリラックスした(?)医学生と、
ピリリと緊張の走る高校生たち
搬送されたときの状況やその後の情報収集、検査の結果などを説明した後は、
いよいよグループワーク!

まずは、この患者さんの問題は何なのか、どこにあるのかをまとめた、
プロブレムリストの作成。

KJ法でそれぞれが考えた「プロブレム」を出し合って、発表し、さらに考え・・・、
ある程度まとまったところで、グループ分け。

「これって、こっちの意見と同じグループかな?」
「あ、それなら、これもそっちなんじゃないですか」
みんな身を乗り出して盛り上がっています
鎌田医師もテーブルをラウンドしながら、
「この患者さんは認知症とかあるんですか?」
「コミュニケーションが取れる人なんですか?」
などの質問に、丁寧に答えていきます。


グループ分けができたら、グループ名も付けていきます
一旦グループ分けができたら、次はカルテの書き方に倣って、
「医療的」「社会的」「心理的」の3グループのどれに属するかを考えます。

そして最後に、それぞれの問題に対して「どうやって解決するのか」を考えました。
駆けつけた外科の板垣医師も熱い語り口調で
グループワークを盛り上げます
正解のない問いでしたが、どのグループも
「○○という方法はどうだろう」
「病院だけじゃなくて、自治体の力も借りて~」
と真剣かつ幅広い議論が起こっていました。


議論した内容はしっかり報告。
KJ法は発表にも便利ですね
自分たちが話し合った内容を、順序良く、落ち着いて話す高校生。
どちらのグループも、的をしっかり捉えつつ、
高校生らしい感性も感じられる素晴らしい発表でした…!


発表のあとは、医学生+医師×高校生で懇談。 

板垣医師からは熱い思いとエールが贈られました

医学生からは、実践的な勉強法や受験対策を話されました

私たちにとっても初めての企画でしたが、
高校生の皆さんの反応も良く、「これは成功したかな」と思っています。

来年度はさらにブラッシュアップしてお届けしたいと思いますので、
気になる方々はぜひご一報を!

==========
山梨の医療に興味のある方は、山梨民医連の研修制度をチェック
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor

地域医療に興味のある方は、総合診療専門研修もチェック
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/final2/fn-programlist/fn-infrastructure/comprehensive-medical-care-specialized-training-program.html

医師体験については、こちらもご覧ください
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/highschool.html

2018年10月3日水曜日

薬は苦くない!!

お久しぶりです!小児科研修中のやじまです!
前回、外科研修中にブログ投稿しましたが、今月から小児科研修させてもらっています。

身近に子供がいないので、子供に触れるときはドキドキしてしまいます…
今日は小児科研修おなじみの「薬の味見」をしてきました!
小さい頃は薬が苦くて嫌いだったのですが、いつしか大人になり、粉薬ではなく錠剤を飲むようになり、はたして粉薬ってどんな味したかな。。。くらいの印象の薄さになってしまいました。

それでは参りましょう。
研修医やじまの独断と偏見による粉薬(14種類)の味ランキング~!!
(粉薬の種類については、小児科でよく処方されそうなものを鎌田先生が選んでくださいました)

1位:カルボシステイン→去痰薬 リンゴジュースのあじ。ダントツでおいしい。
2位:ケトチフェン→アレルギーの薬 イチゴシロップのあじ。甘い。
   トスフロキサシン→抗菌薬 同じくイチゴシロップのあじ。
4位:ツロブテロール→気管支拡張薬 味がしないけど甘い。
   ミノサイクリン→抗菌薬 同じくただ甘い。
   オノン→アレルギーの薬 甘い。
   ビオスリー→整腸剤 ビ〇フェルミンの味。

ここまでは甘くて飲みやすいお薬です。
小児でも問題なく飲めるのではないでしょうか?
次からは雲行きが怪しくなっていきます。

8位:アスベリン→咳止め よくある粉末の風邪薬の味。
9位:エリスロマイシン→抗菌薬 甘苦い。
10位:カロナール→解熱鎮痛薬 甘苦くて後味が悪い。
   クラリスロマイシン→抗菌薬 同じく後味が悪い。

そろそろやばいです。
やじまから笑顔が消え始めます。

12位:アモキシシリン→抗菌薬 まずいイチゴシロップ。
13位:セファクロル→抗菌薬 まずい。一言でいうとまずい。

栄えある最下位は!!
14位:プレドニゾロン→ステロイド まずにがい。これは衝撃のまずさ。こんな苦いもの食べたことがない。飲み込めない。お子様なら吐き出すレベル。もはや拷問。びっくりするくらい苦い。

ステロイドの粉薬は驚くほどまずかったです。
飲ませるのがかわいそうになるレベルです。
ステロイドは、粉薬だけでなくシロップがあります。それは甘くておいしかったので、粉かシロップかと言われたら確実にシロップです。

だいぶ長い文章になってしまいましたが、ブログの題名は間違っていますね。
すみません。
正しくは 薬は苦くない!!(ものもある)
もし今後、これらのお薬を処方することがあったら、今日の経験を生かしてアドバイスなど出来たらいいなと思います。
小児科研修頑張るぞー!

関連記事 がんばれ研修医!!:小児科研修①
関連記事 がんばれ研修医!!:恒例のお薬試飲会!