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2019年4月22日月曜日

6月1日講演会のお知らせ

こんにちわ、医学生担当の井口です。

さっそく企画のお知らせ。
6月1日(土)14:30~、山梨大学医学部・臨床大講堂で講演会を開催します。
今回の講師はなんと、日本プライマリ・ケア連合学会の理事で、前理事長の丸山泉医師!


「総合専門診療医とは」「地域医療の今後」「医療者のあり方とは」などなど、
幅広い方に聞いていただきたい内容満載の2時間になる予定です。


皆さまのご参加をお待ちしております。
ぜひお気軽にお越しください!
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日本プライマリ・ケア連合学会のホームページはコチラ
https://www.primary-care.or.jp/

昨年12月に行われた講演会の様子はコチラ
https://kennsyuu-ymin.blogspot.com/2019/01/blog-post.html

地域医療に興味のある方は、総合診療専門研修もチェック
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/final2/fn-programlist/fn-infrastructure/comprehensive-medical-care-specialized-training-program.html

2019年1月22日火曜日

新しい時代の地域医療~家庭医のまちづくり~

こんにちわ、医学生担当の井口です。
先月に行った地域医療講演会「新しい時代の地域医療」についてご報告します。

(再びのチラシ)




「高校生も大学生もテストで忙しい時期だし、人が集まるかなぁ・・・」。
と心配していましたが、
当日はなんと高校生20人!看護学生12人! 大学生も4人が参加してくれました!
他にも会場となった共立高等看護学院の教員の皆さんや、友の会の会員さんらが参加され、
合計60人を超える参加者で、会場はちょうどいっぱいになりました。

今回の講演会の獲得目標は、
「家庭医について知る」
「地域最前線で起きている新しい医療の変化を知る」
の2つ。

佐々木医師

講師の佐々木医師は、まず家庭医の役割について「個人の疾患から地域全体の健康管理までを担うこと」と話し、
在り方や診療については「疾患だけを見るのではなく、家族や地域との関わり、それまでの人生なども踏まえた上で診療に当たること」「患者とともにゴールを作り目指す『患者中心の医療』が重要」と語りました。

そして今回の目玉である、少人数でのグループワークへ!
具体的な患者さんの例を出され、
「この患者さんにどんなアプローチができるのだろう」と投げかけられます。



座って落ち着いて議論しているグループ、
立ち上がって模造紙上であれこれと議論しているグループなど、
グループによって様子はさまざまですが、みんな真剣にディスカッションしていました。



後半は、
「健康には生活習慣の改善や、病院への通院など、個人の努力だけではなく、健康になりやすい環境作りが重要」とHPH活動に触れたり、
健康を阻害する社会的要因(SDH)を踏まえて、
薬だけでなくコミュニティや環境を処方する「社会的処方」が今現場で求められていることや、
その環境をつくるために、医療者が「まちづくり」に参加してほしいこと、
など盛りだくさんの内容が語られました。

感想文アンケートのほぼ全てから、「大いに参考になった」との回答があり、
「参加して良かった」「グループワークを楽しみながら勉強になった」などなどの感想もありました。


次回の講演会は、来春6月1日。
ぜひぜひ皆さまお越しくださいませ!!

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「家庭医(≒総合診療医)ってなに?」と疑問の方は、こちらをチェック
http://sogoshinryo.jp/

「民医連ってなに?」と疑問の方は、こちらをチェック
http://www.yamanashi-min.jp/outline/idea.html

昨年5月の「子どもの貧困を考える」ワークショップの様子はコチラ
https://kennsyuu-ymin.blogspot.com/2018/05/blog-post_21.html

昨年9月の「医師とつくるケースカンファレンス」の様子はコチラ
https://kennsyuu-ymin.blogspot.com/2018/10/blog-post_4.html

地域医療に興味のある方は、総合診療専門研修もチェック
http://www.yamanashi-min.jp/position/doctor/final2/fn-programlist/fn-infrastructure/comprehensive-medical-care-specialized-training-program.html

2017年7月26日水曜日

院内多発コール~♪あなたならどう対応する♪~

3年目をむかえた山梨総合診療カンファレンス。
総合診療を行なっている病院間で持ち回りでカンファレンスを行ないます。
今回の参加病院は甲府共立病院、山梨県立中央病院、市立甲府病院。

さて、今回は「院内多発コール~あなたならどう対応する?~」というテーマで
ロールプレイ?寸劇?をしながら意見交換をしました。

劇団「共立」(仮称)のメンバーが役を演じます。
症例1 救急車 アルコールで「うええええ」とはきまくる、実は頭部外傷があった。
症例2 病棟 胆嚢炎で入院。認知症あり。不穏であばれだし、看護師が当直医をよびだします。実は低血糖が原因。
症例3 WALK IN 発熱、鼻水、のどの痛み 

これが同時進行でおきるのをどのように対処するか、研修医に疑似体験をしてもらいました。

 迫真の演技を皆さんしてます。
 写真はアルコール飲みすぎで救急搬送された人(自分です)「うえええええ」とうめきます。


 こちらは症例2の病棟での様子。胆嚢炎の人です。動き出すのをおさえて医師を呼びます。
「先生、早くきてください!」 

病棟対応している間に、救急のアルコールの患者さんの病状が悪化します。救急外来から電話が入ります「先生、様子がおかしいです」

そしてディスカッション。
研修医からは「頭が真っ白になりました」「実践的でとても勉強になった」と感想。
指導医からは「上の医師をよびましょう!」「患者の安全が第一」というのが共通した意見でした。
参加者からは
「臨場感あふれる演技!」「とても教育的なカンファレンスだった」など大好評。

次回も劇団「共立」(仮称)が結成されるかも。。。