みなさまこんにちは。
研修担当の有泉です。
私は小児リハのインタビューに行かせてもらいました。
小児リハ室の主任の飯塚さんにお話を伺いました。
担当している子どもは300人くらい。
300人のうち6割が未就学児で、8割が脳性マヒと発達障害。
山梨県で小児リハを行っているところはあまりありません。
小児リハにくるようになったきっかけは、保育園・学校からの紹介が多いようで、
市町村の健康診断で指摘されてくることがほとんどを占めています。
症状としては言葉の遅れやコミュニケーションがうまく取れないというものが多いようです。
内容としては個室で個別でリハをした後に集団でのリハを行います。
普通に生活をしていると、子ども本来の力が発揮するのが難しく、「育ち損ねて」しまうこともあるといいます。
小児リハでは環境を整えて、本来の力を発揮し、伸ばしていけるように指導していくことが大きな役割となります。
飯塚さんから「どんな医師になって欲しいか」ということでメッセージをいただきました。
●患者の困りごと、症状だけでなく家庭環境、育ちのヒストリーも考えられる医師
症状のような表側の部分は当然ながら、家庭環境などの裏側の部分まで見られ考えられるような医師になって欲しいです。
●対象は子どもなので、今行っている訓練の結果がでるのはかなり先になるので、今現在のことだけではなく将来どうなるかを考えられるようになって欲しいです。
●「発達障害」そのものにもっと興味を持って欲しい。
ブログだけでは伝えられないお話しをいっぱいしていただきました。
私もこの病院に来て3年目になりますが、小児リハがどんなことをしているのかというのはあまり知りませんでした。
「知る」ということはとても大切だと思います。
実際に足を運んで、子どもと触れ合わないとわからないことがたくさんあります。
医学生のみなさん、山梨県内であまり体験できない小児リハが当院では見学・実習できます。
スタッフのみなさんもお待ちしていますので、ぜひ興味のある方はお問い合わせを!
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